ブリアードと言う犬種をごぞんじでしょうか。
あまり聞いたことが無い犬種かもしれませんね。
ですがフランスでは長い歴史のある犬種でかのナポレオンの愛犬だったとも。
犬種として名前が無いまま長い間存在していたようで草原の犬、とか言われていたとか。
そしてついたのがブリー地方の犬ということでブリアード。
原産国フランスでは大切に繁殖されている犬種です。
今回紹介するのは フランスの牧羊犬 ブリアードです。
英語では Briard
犬種紹介 ブリアードってどんな犬?
JKCの登録犬数では2020年には124位(2頭)でした。
ブリアードのルーツ
フランス原産の大型犬です。
起源ははっきりしていませんが8世紀ころには存在していたといわれています。
牧羊犬として活躍していた犬種で1809年に長毛の犬をベルジェドブリー、短毛の犬をベルジェドボースとして分けるようになります。
その後それぞれが犬種として確立されベルジェドブリーはブリアード、ベルジェドボースをボースロンに。
1909年には犬種クラブも作られますが戦争で一時解散し数を減らしてしまいます。
ですが数を回復させ犬種クラブも再結成、第二次世界大戦では軍用犬として使われたため繁殖も行われていたため数を減らすことなく乗り越えています。
実用犬として働く犬ですが可愛らしい容姿ともふもふの姿からペットとしても人気のある犬種です。
ブリアードの性格
独立心が強くやや警戒心が強めのところがあります。
飼い主には忠実で愛情深い犬種。
活発で明るく賢い犬種です。
ブリアードの特徴
平均的なサイズ | |
体重 | 30~36キロ |
体高 | 57~69センチ |
1G 牧羊犬・牧畜犬 グループ
hello!! puppydog …( a briard!!) pic.twitter.com/k2XQJVADkF
— dogbot (@dogbotdaily) September 14, 2021
目が隠れるほどの長い毛が特徴。
太く短めのマズルに耳は垂れ耳、立ち耳とふたつのタイプがありどちらも飾り毛が。
しっかりとした筋肉質な体に脚は長め。
後肢には狼爪があります。
ダブルコートのシャギーコートで毛色はブラック、フォーン、グレーなど。
犬種紹介 ブリアードの飼い方
大型犬なので小さなころからのしつけが大切になってきます。
長毛の大型犬で活発なところもあって飼育は少し大変かもしれません。
ブリアードのしつけや暮らし方
室内で管理するようにしてあげましょう。
小さなころから社会化をしっかりと行い人の指示に従うことを教えておきましょう。
賢い犬種ですが独立心が強いため少し難しく感じるかも。
根気よく、褒めておだててしつけていきましょう!
ブリアードの運動
1時間以上の散歩を一日2回行ってあげましょう。
大型犬で関節に負担がかからないようにしてあげて。
ボールで遊んだり、自由運動が出来る機会も作ってあげましょう。
人と遊ぶことが好きなので遊びにもかかわってあげると良いですよ。
ブリアードのお手入れ
長い被毛はもつれやすいのでこまめなブラッシングが必要です。
散歩の後などに毎日軽くブラッシングしておくとお手入れは楽ですよ。
週に1度は被毛を根元からコーミングしてあげるようにしましょう。
1~2カ月に一度シャンプーで皮膚を健康にたもつようにしてあげましょう。
ショーチャレンジしないのであればカットで整えてあげるとお手入れは楽になります。
前髪はゴムやリボンでまとめてあげると良いですよ!
口まわりが汚れやすいので水を飲んだり食事の後には拭いてあげるようにしてあげましょう。
犬種紹介 ブリアードの健康管理
ブリアードの寿命は10~12年と言われています。
ブリアードにみられる先天的な疾患
股関節形成不全
先天的な理由で股関節の形成に異常がおこり脱臼したり関節炎を起こしたりします。
先天的な理由に肥満や過度の運動などが原因になることも。
症状が軽い状態では内科的に治療し、重度になると外科的な治療を選択することになります。
ブリアードの気をつけたい病気や怪我
皮膚炎
皮膚の弱い犬種でアトピーなどの皮膚炎になりやすいようです。
軽症のうちに治療することで治療期間の短縮や症状の軽減が図れます。
痒がってるな?と思ったら早めに獣医師に相談しましょう。
胃捻転
胸が深い大型犬に起こりやすい胃捻転は発症したら急激に症状が進むので気をつけたいですね。
食事をがっつかせない、食後すぐに運動させない、水をがぶ飲みさせないなど予防的な行動を心がけて。
胃が捻じれてガスが溜まり、激痛があります。
吐きたいのに吐けない、背中を丸めて痛がるような姿勢を取っている時は様子を見ずに動物病院へ。
外耳炎
垂れ耳の犬種に特によくみられます。
気温や湿度が高くなってきたころから増える傾向に。
頭を振ったり耳をかいたりすることが増えたら耳の中をチェックしてあげましょう。
内耳炎や中耳炎になる前に早めに治療してあげましょう。
犬種紹介 ブリアード まとめ
ブリアードという犬種名よりフレンチ・ローランド・シープドッグという犬種名の方が有名かもしれませんね。
ブリアードを入手する場合は輸入する事になりそうですね。
ブリアードの国内出産の情報もあるのですがペットショップではまず手に入りません。
JKCなどの犬種登録を行っている団体に問い合わせてみると良いかもしれませんね。
今回はフランス原産、日本では珍しいブリアードという犬種を紹介しました。