犬の病気 犬ジステンパーってどんな病気? 犬ジステンパーの症状や原因

犬ジステンパー 感染症 ウィルス犬の感染症・寄生虫
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犬ジステンパーという病気を聞いたことがありますか?

この犬ジステンパーは致死率の高いとても怖い感染症。

このウィルスがニホンオオカミの絶滅に関係したとも言われています。

今回はそんな犬ジステンパーについて解説していきます。

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犬ジステンパー感染症ってどんな病気?

致死率の高い怖い病気のイメージがありますよね。

そんな犬ジステンパーの病気の原因や感染経路などを説明していきましょう。

原因と感染経路

犬ジステンパーウィルスによって引き起こされる感染症です。

CDVと略されることも (”Canine Distemper Virus”の頭文字のこと。)

このウィルスは人には感染しませんが他のネコ目には感染すると言われています。

アフリカでライオンで抗体価の上昇がみられたことや、アメリカで野生のイノシシから抗体が検出されたことも。

ウィルスに感染した犬の鼻水など接触することや飛沫で感染します。

犬ってお鼻ひっつけて挨拶しますよね、あっという間に広がります。

どんなウィルスなの?

犬ジステンパーウィルスは塩基配列の分析から麻疹から分化したウィルスと考えられています。

世界中に常在するウィルスで特にイヌ科動物がかかりやすいとのこと。

猫ジステンパーと言われている猫汎白血球減少症はパルボウィルスの一種で別のウィルス。

どこに感染するの?

呼吸器などから侵入したウィルスが最初に攻撃するのは気管支周辺や扁桃のリンパ系。

そこで増殖して血流にのって全身にひろがるのです。

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犬ジステンパー感染症ってどんな病気?

感染後3日~5日の潜伏期間があると言われています。

よく知られているのは一度発熱していったん下がりまた高熱がでることや足の裏が硬くなるなどでしょうか。

詳しく説明していきましょう。

犬ジステンパー感染症の症状

最初の熱

感染後3~5日の潜伏期間を経て一度目の発熱が起こります。

犬の体ではウィルスとリンパ系の組織との闘いが繰り広げられているのです。

体力のある成犬だとここでウィルスに打ち勝つ子もいるよ。

逆に体力のない仔犬は一度目の発熱で亡くなっちゃう事も。

最初の感染場所となるリンパ節で増殖したウィルスはリンパの組織を破壊して白血球数の減少などを引き起こします。

数日で一旦平熱にもどります。

二度目の発熱

リンパ節で増殖したウィルスが全身で組織を攻撃しはじめます。

二度目の発熱は1週間以上でることも。

ブドウ膜炎結膜炎

眼科症状がでます。目ヤニや涙にもウィルスが出ていると言われています。

くしゃみ・鼻水・咳 などの呼吸器症状といわれる症状がでるよ。

激しい咳や胸腺のリンパへのウィルスの増殖で肺炎などの二次感染をおこすことも。

食欲不振・下痢・嘔吐 などの消化器症状も。

血便をともなう激しい下痢をおこすことも。

食べられないことや下痢で水分を失って脱水症状や体力低下、体重減少などがおこります。

紅斑・水疱・膿疱鼻や肉球が角質化する皮膚症状。

鼻や肉球が角質化して肥厚するハードパットといわれる症状も特徴のひとつ。

また発熱が二度にわたって起こる二峰性の発熱も特徴。

ウィルスが神経系に到達すると

血流にのって犬の体を攻撃していたウィルスが神経系に到達してしまうと痙攣や麻痺を引き起こします。

致死率は90%にもなってしまいます。

神経症状を起こしている犬の動画になります。

犬好きさんにはキツイかもしれないので自己責任で閲覧ください。

犬ジステンパー感染症の診断方法

簡易検査(便や粘膜)で約20分で判定するキットがあります。

この簡易検査を補助的に使用して診断している動物病院も多いのではないでしょうか。

血液検査をラボで行うと判定まで3日から5日程度かかることもあるので早期に治療を始めたいときに有効。

その他臨床症状(特徴的な二峰性の発熱・鼻や肉球の肥厚)をあわせて診断を行います。

早期の治療開始が予後に影響する病気。

愛犬の様子がおかしいと感じたらまずは獣医に相談しましょう。

動物病院に行く前に

かかりつけの動物病院に電話してジステンパーを疑っていること、症状をつたえましょう。

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犬ジステンパー感染症の治療

犬ジステンパーには決定的な治療薬がありません。

感染してしまったらどうしたらいいのでしょう?

基本的には獣医師にまかせる事になります。

ではどんな治療をするのか、解説していきますね。

治療方法

治療薬のない犬ジステンパー。

かかってしまったらどのような治療を行うのでしょうか。

抗生物質の投与

細菌と闘う組織リンパ節へのウィルスの攻撃で白血球数の減少などの症状がおこってきます。

細菌性の肺炎や腸炎などの二次感染を引き起こさないように予防的に投与します。

下痢止めや吐き気止め・点滴などの補液

下痢や嘔吐が続くと体力を消耗し脱水症状を引き起こします。

体力の低下や脱水症状を引き起こさないよう投与します。

※抗てんかん薬

神経症状として痙攣などがおこってしまったら投与します。

犬ジステンパー感染症はどうやったら予防できるの?

特に効果のある治療薬のない犬ジステンパー。

かかってしまったらあっという間だったということも。

そんな怖い病気の予防として有効なのはワクチン接種になります。

犬ジステンパーウィルス感染症のウィルスはコアワクチンといわれてすべての犬への接種が推奨されています。

特に仔犬や老犬では感染してしまえば重症化してしまうのでワクチンで防いであげましょう。

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犬ジステンパー感染症のまとめ

犬ジステンパーは犬パルボウィルスにならんでとても致死率のたかい病気です。

かかってしまったら待ったなしの症状に対症療法しか手立てのない犬の体力・免疫力まかせの治療法。

こわい病気ですよね。

日本ではワクチン接種がかなり普及しているので感染したという話をあまり聞かないからか、どこか遠い国の病気だとか思ってしまうかもしれません。

日本でも各地で犬ジステンパーにかかっている犬がいるのです。

愛犬が犬ジステンパーにかからないためにはワクチン接種をうけておきましょう

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