犬の脳疾患 キアリ様奇形ってどんな病気?症状や治療、かかりやすい犬種について

キアリ様奇形犬の脳疾患
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キアリ様奇形という病気をご存じでしょうか。

ひとで起こるキアリ奇形に似た病気なのでキアリ様奇形とよばれます。

後頭骨形成不全症候群と呼ばれる事もあり、キャバリアでよくみられる疾患ですが他の小型犬にもおこります。

今回はキアリ様奇形といわれる脳疾患について解説します。

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犬の脳疾患 キアリ様奇形について

後頭骨形成不全症候群ともいわれます。

ひとのキアリ奇形では1~4型にタイプがわかれていて多くは1・2のタイプの発症です。

後頭骨形成不全症候群の症状

若いころに発症します。

  • 頸部の疼痛
  • 知覚過敏
  • ファントムスクラッチ(皮膚に病変が無く特定の箇所を掻く動作を繰り返す)
  • 側弯
  • ふらつき
  • 痙攣

など、無症状から上記のような症状が軽度から重度までおこることもありさまざまです。

多くは徐々に悪化していきます。

キアリ様奇形と脊椎空洞症

キアリ様奇形で引き起こされる症状(合併症)に脊椎空洞症があります。

ファントムスクラッチは脊椎空洞症で誘発される行動と考えられています。

後頭骨の奇形によって小脳が圧迫されて脊椎に脳脊椎液が溜まり空洞が出来てしまいます。

その状態を脊椎空洞症とよんでいます。

脳内に溜まった場合は水頭症と呼ばれます。

後頭骨形成不全症候群の原因

頭蓋骨(後頭部)の大きさが小さいことが原因で引き起こされます。

遺伝性ではないかと考えられていますが、原因ははっきりとわかっていません。

後頭骨形成不全症候群の検査や治療

無症状で経過してレントゲンなどの画像でわかることも多い疾患です。

病歴や神経学的検査が行われ、MRIで診断されます。

後頭骨形成不全症候群の治療

無症状の場合は経過観察となりますが、徐々に悪化することもあるので定期的な検査は必要になります。

内科的には脳・脊椎内の髄液を調整する投薬や、症状にあわせた投薬が行われます。

知覚過敏には鎮痛剤、痙攣には抗痙攣薬を使うなど。

また、髄液の流れを確保できるように外科的に処置されることもあります。

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犬の脳疾患 キアリ様奇形のみられる犬種

キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルに起こる事が有名ですが、他の犬種でもおこります。

小型犬に多く、チワワ、ポメラニアン、トイプードル、ヨークシャーテリア、パピヨンなどでも報告されています。

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犬の脳疾患 キアリ様奇形 まとめ

キャバリアで多いこのキアリ様奇形は脊椎空洞症や水頭症などが起こって症状が出るまで気づかないことも多い疾患です。

無症状で経過していれば安心ですが、徐々に悪化することもあるので注意が必要です。

愛犬の様子が普段と違う、などの時には必ず獣医師に相談するようにしましょう。

知覚過敏などで首輪などが使えないなど一見病気とは思えないようなことが症状であることもあります。

今回紹介したのはキアリ様奇形といわれる疾患についてでした。

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