犬の病気 犬の皮膚炎ってどんな病気? 犬の皮膚炎の原因や対処方法

犬 皮膚炎 アトピー犬の皮膚の病気
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四季のある日本 梅雨から夏の季節。

ジメジメむしむしの梅雨時になると犬でも猫でもサマーカットにしている子がちらほら。

6月ころにカットしておけば涼しくなる秋頃にはまた毛も伸びていますよね。

暑さ対策だけでなくサマーカットって皮膚病の予防にも効果的。

毛におおわれた犬の皮膚炎は見つけた時には結構悪化していたなんて事も。

今回は犬の皮膚の病気についてです。

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犬の皮膚炎ってどんな症状がでるの?

ぽっちが出来たりじゅくじゅくしたり。

皮膚炎の症状もさまざま。

症状別にみていきましょう。

とにかく痒がる

人だと無意識に手でボリボリゴシゴシ。

そんな感じでわんこの場合は脚でカイカイしたり口でガシガシしたり壁や床に体をこすりつけたり。

脚が届く範囲の脇腹やあご、耳の後ろなどをケリケリかいかい。

横になって足の裏や指の間、お腹をベロベロ。

ゴロンとひっくり返って背中を絨毯で掻いたり壁にこすりつけたりしてカイカイ。

ショッチュウこんな行動をしていたら痒みがあるんのだと疑ってみてあげましょう。

ふけが増える・毛がすごく抜ける

色の白い子だとわかりにくいかもしれません。

ブラッシングしていたらフケが浮いてきたり、かさぶたがとれたりするのも皮膚炎の症状のひとつ。

皮膚の新陳代謝のサイクルに異常がおこってフケがふえてきます。

また脱毛しておはげになることも。

なんだか油っぽい

皮膚や毛がなんだかべたついてくることも。フケが増えてきたり二次感染を起こしたりしやすくも。

脂漏症という症状なのですが、犬種によってなりやすい犬もいます。

また内分泌異常やアトピーでも脂漏症に。

一番わかりやすい?発疹がでる

発疹にもいろいろな種類がありますよね。

ぽつが出来る発疹(丘疹)や 肌が赤くなる発疹(紅斑) 小さな水ぶくれのような発疹(小水疱)など。

湿疹にもいろいろな種類があって痒みの強さもさまざま。

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犬の皮膚炎ってどんな種類があるの?どんな治療をするの?

痒みの種類だけでもたくさんある皮膚炎。

その皮膚炎の原因もたくさんあれば、それに合わせた治療法もそれぞれ。

そんな皮膚炎の種類について説明していきましょう。

寄生虫による皮膚炎 (外部寄生虫性皮膚炎)

ノミアレルギー性皮膚炎とノミ刺咬症

ノミに刺された事で起こる皮膚炎です。

ノミアレルギー性皮膚炎は全身に症状がでるのが特徴。ノミの唾液にアレルギー反応を起こすのが原因。

ノミ刺咬症はノミに刺された場所だけに症状がでます。これは刺された刺激で皮膚炎がおこります。

治療と予防はどうするの?

まずは痒みを抑えて症状を改善する事から治療します。

どちらもノミを駆除して刺されない環境と整えてあげることで再発を防いであげましょう。

疥癬 ヒセンダニ (イヌセンコウヒセンダニ)

痒そうな名前ですよね。人にもこの疥癬症があるのでよく知られていますよね(ヒトヒセンダニ)

このダニ、犬の角質に穴を掘ってそこで産卵したり生活しています。

ものすごく痒い事で有名なこの皮膚炎。掻き壊してブドウ球菌やマラセチアに感染することで重症化します。

アレルギー性皮膚炎や他の皮膚炎と似たような症状なので早く見つけるのが重要。

どうやって診断するの?目に見えるの?

疥癬の原因になるヒセンダニは0.2~0.4ミリ程度の小ささ。皮膚にトンネルを作るので見つけにくいです。

病変部から直接顕微鏡で探しますが見つけられないことも多い。

どうやって治療するの?

二次感染が起こっていればその治療をしながら駆虫します。

この頃よく聞くイベルメクチンなどで治療します。(セラメクチン、イベルメクチン、ドラメクチンなど)

フィラリアの予防薬にも含まれていますよね。

落としにくい事もありますが根気よく治療しましょう。

毛包虫(ニキビダニ・アカラス)

犬の毛包に寄生するダニです。アカラスとかニキビダニとかいう呼び方も。

健康な犬の毛包にも常在している事も。その場合無症状で過ごしています。

免疫力の低下や体力の低下で増殖して痒みが出てくると二次感染などがおこります。

ストレスや免疫力の低下が発症の引き金になるんだね。

ダニといえばフロントラインなど頸部に塗るタイプのお薬はどうなの?って思いますよね。

このニキビダニには効果がないそうで、イベルメクチンなどの殺ダニ薬などで駆虫します。

またネクスガードなど経口のノミダニ薬に駆虫効果があるのではないかとも。

毛包虫についてはこちらの記事の参考にしてね!

アレルギー性皮膚炎

コチラでアレルギー性皮膚炎について詳しく説明しています。

ノミアレルギー

ノミに刺された時にノミの唾液がアレルゲンとなって起こるノミアレルギー。

全身に症状がでることでノミ刺咬症と区別します。

ノミに刺されないよう予防することで発症を抑えることができます。

食物アレルギー

アレルゲンを含む食事をすることでおこります。

症状が重いときにはアナフィラキシーショックなどがおこる事もあるので軽く考えないようにしましょう。

フードを変えるときは少量ずつ増やすように気をつけましょう。

起こってしまったら除去食や療法食で対応していきます。

アトピー性皮膚炎

ハウスダストや花粉などがアレルゲンになります。

完全に除去することが難しいので症状がでだしたら早めに対応して重症化しないようにすることが大事。

とにかくどこが痒いというより全身が痒い感じで痒がるので痒みを抑える工夫をしてあげましょう。

接触性皮膚炎

皮膚に直接アレルギー物質が触れる事で起こる皮膚炎です。

首輪などの金属アレルギーやシャンプーの洗い残しで皮膚炎が起こる事がありますよね。

またお散歩中に草の露でぬれて肌荒れを起こす子も。

原因がはっきりわかっていれば使用をやめることで防げます。

自己免疫性皮膚疾患

自分の体を異物として認定してしまい免疫システムが自分の体を攻撃してしまう疾患。

多くは症状に合わせた治療と免疫抑制剤などを使って治療します。

治る事のない疾患なので症状をかるくするケアなどでコントロールしていきます。

天疱瘡

大きなかさぶたや膿疱ができて痒みがあります。

ただれてじゅくじゅくすることも。

皮膚エリテマトーデス(紅斑性狼瘡)

犬の鼻の色素脱失、全身で脱毛がおこります。

紅斑(肌が赤くなる発疹)痂皮(かさぶた)が、鼻や耳 眼の周りでおこります。

紫外線にあたることで悪化するとも言われています。

菌による皮膚炎

いわいるカビに属する菌で引き起こされる皮膚炎。

マラセチア皮膚炎

マラセチアは犬の肌の常在菌。

抵抗力が下がったり、他の要因で皮膚が荒れたりしたところで異常に増殖して皮膚炎をおこします。

独特の匂いとべたつきがあります。

マラセチアってなに?

マラセチアは真菌なので抗真菌薬で治療します。飲み薬、塗り薬などがあります。

効果のあるシャンプーも出ているので組み合わせて治療していきます。

皮膚糸状菌症

いわいる白癬菌といわれる皮膚炎。人にもうつるので触った後は手を洗うなどしましょう。

通常は土壌に存在する真菌でそこからうつります。

特徴的な丘疹(境界にふちどりされたようになっています)や激しい痒みが特徴。

抗真菌薬のシャンプー療法や塗り薬、飲み薬で治療します。

ホルモン性皮膚疾患

副腎資質機能亢進症

クッシング症候群としてしられています。

副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されることで起こる皮膚疾患。

ステロイドを過剰投与したときに起こる副作用と同じような症状がでます。

皮膚がうすくなったり、左右対称に広範囲に脱毛したりします。

甲状腺機能低下症

代謝と関係する甲状腺ホルモンの分泌が低下する事でおこる皮膚症状。

被毛がゴワゴワになったり広範囲に脱毛する症状があらわれます。

甲状腺ホルモンの補充療法などで治療します。

その他の皮膚炎

脂漏症・角化亢進症

皮膚・皮脂を生産するサイクルが狂うことで生産過剰になってしまうことでおこります。

鱗のようなフケや足の裏や鼻の角質が異常に増殖してぶ厚くなることも。

角質を溶かすクリームやシャンプーなどで症状の緩和をはかっていきます。

皮膚に出来るできもの

いぼや良性腫瘍・悪性腫瘍など皮膚からできものが盛り上がってできる事があります。

また膿疱など膿のカプセルか皮膚にできることも。

基本的に切り取るなどの治療法になります。

悪性か良性か切り取った組織を鑑定してもらいます。

またホットスポットなどといわれる単純湿疹はいつのまにか全身に広がっていることも。

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犬の皮膚炎って予防できるの?

さまざまな理由でおこる犬の皮膚炎。

皮膚炎のおこるメカニズムによってまったく別の病気となります。

アレルギーにしても単純湿疹にしても悪化させて二次感染を起こすと痒みも増して治療もたいへんになってきます。

かといって予防接種などの予防方法があるかといえば、無いのです。

ではどうしたらいいか。

  1. 犬の体を清潔にたもって免疫を落とさないように過ごしてあげる
  2. 日ごろからブラッシングなどで血行をよくして健全な新陳代謝を促す
  3. ノミダニ予防をきちんと行う
  4. 早期発見で早めに治療をはじめる。

一年を通して管理が必要になることもあります。

獣医師とよく相談して愛犬にあった方法をためしてみましょう。

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犬の皮膚炎のまとめ

色んな疾患が犬の皮膚に症状を出すので皮膚炎といっても症状や原因はさまざまです。

犬の皮膚炎は症状が目に見えるので発見しやすい病気ですよね。

ですが原因がわかりにくいことも。

悪化して治療が大変になるまえに獣医師に相談して治療にかかりましょう。

症状がかるくてもずっと痒いのって犬には物凄いストレス。

愛犬には機嫌よく過ごしてもらいたいですものね。

>>こちらも参考にしてね!犬のアレルギー性皮膚炎ってどんな病気

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