人にうつる病気 エキノコックス症ってどんな病気? 北海道だけ?エキノコックス症について

エキノコックス 犬 人畜共通感染症人にもうつる病気
スポンサーリンク

エキノコックス症ってご存じでしょうか。

主にキツネの病気で北海道で問題になっていたのも昔のはなし。

エキノコックスは近年では愛知県でも発見されています。

今回は人への感染が問題になるエキノコックス症を紹介します。

スポンサーリンク

人にうつる病気 エキノコックス症ってどんな病気

エキノコックス症とは寄生虫で条虫の一種です。

感染症法で第4類感染症に指定されていて診察した獣医師は保健所に届け出ることになっています。

エキノコックスについて

どんな虫?

多包条虫という、円葉目テニア科エキノコックス属に属する条虫です。

体長が1~4㎜程度で3~4個の片節で構成されていて頭部のある片節には4個の吸盤と嘴が。

成長には終宿主と中間宿主が必要です。

通常終宿主には症状が出ない事が多い。

エキノコックスの成長のしかた

感染した終宿主の糞便中に虫卵が排出されます。(水や粉じん、食物に付着するなど環境を汚染)

その虫卵を摂取した中間宿主の体内で六鉤幼虫へと成長し血液やリンパ液にのって肝臓、肺に移動して包虫嚢にまで成長します。

包虫嚢のある中間宿主は終宿主に捕食され感染を起こします。

終宿主:イヌ、キツネ、オオカミ、コヨーテ
中間宿主:自然状態では齧歯類(ネズミ)。サル、ヒトやブタ、ウマ、ウシ、羊などの家畜

通常は終宿主→中間宿主→終宿主→中間宿主・・・のルートで感染が繰り返されるので、人から人、犬から犬などの感染はありません。

エキノコックスの感染経路

イヌへの感染経路(終宿主)

包虫嚢を形成している動物を捕食することで感染します。

多くは野ネズミなど齧歯類が原因になります。

ヒトへの感染経路(中間宿主)

人は中間宿主なので感染した終宿主の糞便などから感染することになります。

虫卵が水や食物などに付着して摂取してしまう。

山水などを未処理で口にしてしまうことなども感染の原因と考えられています。

スポンサーリンク

人にうつる病気 エキノコックスにかかったら

中間宿主である人と、終宿主であるイヌとでは症状がことなります。

症状や治療法も人とイヌとでは違うので分けてかんがえます。

イヌのエキノコックス感染

多くは無症状です。

昔は北海道が汚染地域と言われていましたが近年では知多半島で野犬の糞便から虫卵が見つかっています。

なので汚染地域とわかっている地域以外でも感染の可能性はあります。

通常の条虫の駆虫薬(ドロンシット)で駆虫できます。

ヒトのエキノコックス症

潜伏期間というか、無症状の期間が5年から10年あります。

主に肝臓に包虫嚢をつくるので肝臓での症状が主です。

初期では症状はありませんが肝臓腫大を引き起こし胆管の閉塞が起こり黄疸で皮膚が痛むことも。

包虫嚢が破れ、包虫が他の臓器に移行することもあります。

駆虫薬などの治療薬などが試されています(アルベンダゾール)

感染して壊死した臓器は摘出します。

症状がでるまで長いので気づきにくいですが死亡率の高い病気です。

エキノコックスの予防方法

一般的な衛生管理を徹底することで予防します。

  • 湧き水、山水などは飲まない(飲み水に携行しましょう)
  • 採取物をその場で食べないようにしましょう。
  • 野生動物をむやみに触らないようにしましょう。
  • 飼い犬の糞の処理後は手指を洗うようにしましょう。
イヌへの感染源となる野ネズミなどを捕食させない、口にくわえないようにしましょう。
スポンサーリンク

人にうつる エキノコックス症 まとめ

北海道ではおなじみのエキノコックス症ですが本州でも確認される病気になってきました。

馴染みのない病気はこわいものですが、どういう病気かをしっかりと確認して備えておきましょう。

お散歩中に色々なものを口にしてしまうわんこもいますが、危険なのでやめさせましょう。

愛犬と自分の健康をまもるためにも衛生管理をしっかりして生活しましょうね!

>>こちらも読んでね!犬の耳のしくみ。秘密がいっぱい、イヌの耳のしくみを知ろう。

タイトルとURLをコピーしました