イングリッシュ・コッカー・スパニエルってご存じでしょうか。
スパニエルと呼ばれる犬種は数多くあってそのなかの一つの犬種です。
知っていてもなかなか見分けや区別がつけにくいですね!
インギーの愛称で親しまれていて世界中にファンのいる犬種です。
今回はイングリッシュ・コッカー・スパニエルをご紹介!
人気犬種 イングリッシュ・コッカー・スパニエルってこんな犬
インギーの愛称で呼ばれることも。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの歴史
スパニエル、といわれる犬種の祖先は古くはスペインの猟犬がもとになっていると言われています。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルはイギリスのコッカーといわれる鳥の猟犬として作られました。
イギリスのウエールズ地方で17世紀ごろから鳥猟犬として働いていました。
よく似た犬にイングリッシュ・スプリンガー・スパニエルがいます。
もともとは同じ犬種だったという説もあります。
徐々に体の大きさの違いで求められる役割が変わってきて別々の仕事をするようになりました。
犬種としても別々に登録されることもなりました。(1892年にはイギリスケンネルクラブに別犬種として登録)
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの性格
賢く、明るく活発な犬種です。
例えるなら天真爛漫な幼稚園児でしょうか。
好奇心旺盛で何でも楽しくて外遊びが大好き。
海外では「メリー(楽しい)コッカー」と呼ばれることも。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの特徴
Otto, English Cocker Spaniel (2 y/o), New York, NY • “He digs up my houseplants. That’s his toxic trait. He compensates for it by giving me puppy eyes.” pic.twitter.com/ZcMom4VKfg
— The Dogist (@thedogist) October 16, 2021
体重は12~15キロ、体高が37~42センチ程度の中型犬です。
筋肉質でしっかりした骨太な体格をしています。
垂れた耳の長毛の犬です。
アメリカンコッカースパニエルより長めのマズルが見分けるポイント。
長い尾をしていますが断尾することも。
少しウエーブのある絹のような長毛の被毛はダブルコートでカラーは豊富です。
- ブラック
- レッド
- ゴールデン
- レバー
- ブラック&タン
- レバー&タン
など、この色の単色、組み合わせの2色(バイカラー)3色(トライカラー)があります。
人気犬種 イングリッシュ・コッカー・スパニエルの飼い方
陽気で活発な犬種で頭もいいのでしつけなどはやりやすい犬種です。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルのしつけ
猟犬であることを忘れないようにしましょう。
賢く遊び好きな性質なので訓練やしつけはやりやすい犬種です。
退屈させないようにしつけにもゲーム感覚で行うとコミュニケーションにもなるのでオススメです。
またどの犬種にも言えることですが子犬時代の社会化はとても大切です。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルの運動
今でも実猟犬として活躍する犬種です。
実はとても運動量が必要です。
一日朝夕二回、一回30分以上の散歩をしましょう。
毎日のお散歩以外にドッグランなどで自由に走り回れる時間も確保してあげましょう。
運動だけでなく頭も使うようドッグスポーツなどに取り組むといいかもしれませんね!
イングリッシュ・コッカー・スパニエルのお手入れ
長い垂れ耳が特徴のイングリッシュ・コッカー・スパニエルです。
この垂れ耳、食事の時にフードボールに入らないようにスヌードで覆ってしまいましょう。
また垂れ耳犬種は耳のお手入れも欠かせません。良くチェックしてあげましょう。
絹のような被毛はもつれやすくて毛玉になりやすい犬種です。
数日に一度はブラッシングをしてあげましょう。
また定期的なトリミングが必要な犬種。
被毛のお手入れはちょっと手がかかります。
人気犬種 イングリッシュ・コッカー・スパニエルの健康管理
イングリッシュ・コッカー・スパニエルは平均寿命が12~15年と言われています。
中型犬としては平均的です。
気をつけたい病気や遺伝性の疾患について紹介しておきます。
先天的な疾患
若年性白内障
遺伝性の白内障で5歳くらいから白濁がみられることも。
他に緑内障やチェリーアイなどの眼病を発症しやすい犬種でもあります。
先天性激怒症候群
てんかんなどと同じ発作と考えられています。
突然他の人や犬に攻撃します。興奮状態になりますが発作と同じでケロっと終わります。
ホスホフルクトキナーゼ欠損症
赤血球の酵素の欠損が原因で赤血球の寿命が通常より短いことが原因で溶血し貧血が起こります。
PRA(進行性網膜委縮)
進行性の網膜の異常です。
初期ではくらいところで見えにくい症状がおこり、視力が弱くなっていき失明にいたります。
気をつけたい疾患
先天的な疾患以外に気をつけたい疾患もいくつかあります。
外耳炎
垂れ耳わんこのおなじみの病気ですね。悪化させないようにしましょう。
皮膚炎
脂漏性皮膚炎などの皮膚炎も良く起こる犬種です。日常のお手入れで早めに発見してあげましょう。
人気犬種 イングリッシュ・コッカー・スパニエル まとめ
アメリカン・コッカー・スパニエルと比べると登録数は少ないですが、明るくて元気なこのイングリッシュ・コッカー・スパニエルは近年人気になってきた犬種です。
飼いやすい性格、サイズ的にも飼いやすいイングリッシュ・コッカー・スパニエル。
一度飼ったら病みつきになる人も多いようです。
イングリッシュ・コッカー・スパニエルを紹介しました。