犬の遺伝性疾患 運動誘発性虚脱ってどんな病気?EICといわれる遺伝性疾患について

運動誘発性虚脱 EIC犬の遺伝病
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運動誘発性虚脱という疾患をご存じでしょうか。

EIC,運動誘発性虚脱症候群とも言われている疾患です。

人でも運動誘発性のアレルギーなどが話題になった事がありますよね。

激しい運動で体が虚脱状態になる疾患で遺伝性です。

ラブラドールにみられますが他の犬種でも見られることがあります。

今回紹介するのは EIC といわれる運動誘発性虚脱です。

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犬の遺伝性疾患 運動誘発性虚脱ってどんな病気?

激しい運動のあと失神をともなわない脱力状態になる疾患です。

楽しく遊んでいたら突然ふらふらになってしまいます。

運動誘発性虚脱の原因

情報伝達をするシナプスの神経伝達物質の再吸収に関連する遺伝子、ダイナミン1遺伝子が変異することで起こります。

遺伝性で遺伝形式は劣性遺伝なので、クリア、キャリアで発症はしませんがアフェクテッドで発症します。

運動誘発性虚脱の症状

激しい運動で誘発されて後肢に力が入らないような感じでふらふらになります。

このEICの発作ではてんかん発作と違い意識を失うことがありません。

EICの発作を起こすラブラドールの動画を貼り付けています。

運動誘発性虚脱の治療

この症状に対する治療薬はありません。

ただ、激しい運動で誘発されるので注意して生活することで発症を防ぐことが出来ます。

日本では住宅事情もあって発作を起こす犬はあまり居ないようです。発症犬の報告のあるアメリカでは広い敷地で思う存分走り回ったり、大きな公園にはドッグパークがあったりして激しい運動を思う存分出来る環境にあることがその差になっているようです。
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犬の遺伝性疾患 運動誘発性虚脱の検査と予防

予防法としては激しい運動をさける、繁殖前に遺伝子検査を行う事で発症犬を作らないことがあげられます。

激しい運動ってどれくらい?となりますが、個体差もあって一概には言えません。

ベロが大きく出て激しく短い呼吸を繰り返すのは激しく運動したことに。

ボール遊びでも数回投げて休憩をはさむようにするなど、連続して走らせないよう注意しましょう。

遺伝子検査って?

運動誘発性虚脱の遺伝子を血液検査で調べる事が出来ます。

繁殖前に組み合わせを考えれば発症を防ぐ事ができるので是非実施していただきたい検査です。

クリア (発症無し・健全)☆☆

キャリア (発症の危険性は無いが因子を持っている)☆★

アフェクテッド (発症します)★★

繁殖時の注意事項

上記の結果を踏まえて交配計画を立てるようにしましょう。

組み合わせによる子犬の発症の確率 クリア(☆☆)キャリア(☆★)アフェクテッド(★★)

組み合わせ父犬☆☆父犬☆★父犬★★
母犬☆☆100% ☆☆50%☆☆ 50%☆★100%☆★
母犬☆★50%☆☆ 50%☆★25%☆☆50%☆★25%★★50%☆★50%★★
母犬★★100%☆★50%☆★50%★★100%★★

アフェクテッドが出る組み合わせをさける事で回避することが出来ます。

両親キャリア、キャリアとアフェクテッドの組み合わせが要注意

運動誘発性虚脱の遺伝子をもつ犬種

ラブラドール以外にも遺伝子を持つ犬種があります。

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犬の遺伝性疾患 運動誘発性虚脱 まとめ

楽しそうに遊んでいたらとつぜんふらふらと倒れてしまう運動誘発性虚脱。

倒れるまで遊ぶ!? というのとは、ちょっと違います。

似たような症状の疾患にボーダーコリー虚脱、というものがあります。

いずれにしてもふらふらバッタンと倒れたあとに時間が経つともとの状態にもどります。

発作を起こして倒れた時には熱をもった体を冷ますためにも日陰に移動させて水をかけたりして熱をさげてあげましょう。

今回紹介したのは、運動誘発性虚脱(EIC)といわれる遺伝性疾患でした。

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