観葉植物を食べちゃった!という相談は動物病院でもよく聞くはなし。
その中でも観葉植物は意外と多いもの。
植物の毒性については人は大丈夫でも犬は危険だったり、逆もあったり。
また、葉は大丈夫だけど根は危険だとか、実に毒性があるだとか。
一概に言えないことも多くて調べるのもとても大変。
ここでは犬が食べると危険な観葉植物を抜粋して紹介しますね。
犬との暮らし 犬と観葉植物
観葉植物を部屋のアクセントに置いている家庭は多いのではないでしょうか。
グリーンがあるとそれだけでおしゃれな空間に見えたり、空気の清浄されているような。
ペットがいてもおしゃれな空間にしたいですよね!
食べちゃったら危険な観葉植物の代表的なものをご紹介します。
犬が食べると危険な観葉植物
ポトス Pothos オウゴンカズラ
上にも下にも伸ばすことが出来るつる性の観葉植物。
日陰でも育ち、寒さに弱いので室内で管理されます。
お手入れも簡単で大きく育って見栄えがするのでホテルやレストランなどでよく見かけますよね!
ポトスの樹液にはシュウ酸カルシウムが含まれています。
ポトスと同じシュウ酸カルシウムのある観葉植物にはディファンバキア・モンステラ・スパティフィラ・ストレリチア(極楽鳥花)があります。
ポインセチア Poinsettia ショウジョウボク・クリスマスフラワー
クリスマスが近くなってくると店頭に鮮やか色のポインセチアが並びます。
この赤い色はキリストの血の色に例えられているとか。
赤だけでなく白やピンクなどの品種もあります。
ポインセチアには有毒成分ホルボールエステルが含まれています。
ドラセナ Dracaena 幸福の木
枯らす方が難しいとか言われるほど管理が簡単で人気のドラセナ。
幸福の木として有名です。
ドラセナにはサポニンという毒性化合物が含まれています。
同じサポニンを含む植物にはアイビーが知られています。
オモト Rohdea japonica 万年青
観賞用として古くから栽培されている万年青(おもと)。
なんと、内閣府認定の公益財団があるほど(品種のの登録や栽培啓蒙)
古くは中国で薬草としての利用もあったようですが、それこそさじ加減が難しいので毒草と呼ばれています。
根茎や葉にロデイン・ロデニン・ロデキシンなどが含まれる。
ユーカリ Eucalyptus globulus 有加利
コアラが食べてるから毒が無いと思われがちですが、有毒です。
またユーカリは引火物質のテルペンを放出しますが、暑い季節により多く放出するとか。
オーストラリアの山火事の原因になっているとも言われています。
たくさんの品種があり無毒のものもあるようですが、テルペンは含んでいますし、識別できない場合も多いので有毒だと覚えておいた方が良いかもしれません。
ユーカリには青酸配糖体が含まれています。
犬がいる部屋にも安心な観葉植物
はっきりと毒がある!とわかっていないだけで含有している、もしくは微量なので無症状で経過していることもあります。
いずれにしても、すすんで食べさせないようにしたいもの。
お留守番の多い子は退屈しのぎに悪戯することもあるので、ペットと一緒にしておかない、などの工夫をしましょう。
コーヒーノキ coffee コーヒーの木
コーヒー豆を収穫して飲んでやる!という野望を抱いてお世話している方も多いのではないでしょうか。
100均でも5㎝くらいの苗が売ってますよね!
美しい色の葉や樹形から観葉植物としても人気で風水的には「気分を落ち着かせる」効果があるのだとか。
テーブルヤシ Parlor palm
テーブルヤシは成長が遅いので頻繁に植え替えたりする必要もなく管理しやすい観葉植物です。
空気清浄効果の高い植物だそうで、ホルムアルデヒドなどシックハウス症候群の原因となる物質を取り除く効果があるそう。
風水的にも悪い気を防いで良い気をはこんでくれるのだとか。
犬とのくらし 犬と観葉植物 まとめ
冬になると外で管理できない植物もあって室内に配置されることも多い観葉植物。
犬はNOで教えたので植物にちょっかい出さないのですが…
我が家の問題児は2匹の猫たち。
連れだって観葉植物にダメージを与えまくっています。
※我が家は仕切りのないつくりになっていて犬猫はすべてのスペースに出入りできます※
唯一の個室の風呂トイレにはスペースの問題もあって観葉植物を置くことができません。
なので、考え付いたのが「温室」を使っていないスペースにおいてその中に観葉植物を非難させること。
まったく鑑賞することが出来ませんが(笑)安全には代えられません。
植物がへし折られたりかじられたりするのもショックですが、何より猫たちに健康危害が出てしまうのが怖いですものね。
今回は 犬が誤食してしまったら危険な観葉植物・安全な観葉植物を紹介しました。