ジャーマン・ピンシャーをご存じでしょうか?
ミニチュア・ピンシャーやジャイアント・ピンシャーとも言われるドーベルマンの元になった犬種です。
なのでスタンダード・ピンシャーと言われることもあります。
このジャーマン・ピンシャー、知らない人がみたら大きいミニチュア・ピンシャー?
ちっちゃいドーベルマン??と不思議な大きさに見えますよね。
今回はこのジャーマン・ピンシャーの紹介をしますね!
犬種紹介 ジャーマン・ピンシャーってどんな犬?
見た目からして小さなドーベルマンで通じますよね。
作られた順番で言えばジャーマン・ピンシャーの方が早いのですが。
ピンシャーという名前はフランス語で「つかむ・つまむ」と言うのが語源と言われています。
小型の害獣駆除をしていた名残でネズミなどやネコなどを捕まえてしまうからでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
ジャーマン・ピンシャーのルーツ
ドイツ原産のピンシャー犬種といわれる犬種のひとつです。
犬種として1879年には登録されている長い歴史のあるジャーマン・ピンシャー。
この犬を元にしてドーベルマンやミニチュア・ピンシャーが作られています。
長毛の犬がスタンダード・シュナウザーとして犬種が分かれたので兄妹犬種ともいえますね。
第二次世界大戦で数を減らしてほぼ絶滅した犬種ですが戦後、わずかに残った犬と大きいミニチュアピンシャーなどから復活させた犬種です。
ジャーマン・ピンシャーの性格
警戒心はありますが明るくて活発な元気な犬です。
家族に深い愛情を示す犬で子供とも上手く付き合える辛抱強さももっています。
顎の力の強い犬種なので子犬の頃は甘噛みに手を焼くかもしれませんね。
ジャーマン・ピンシャーの特徴
関西ジャーマンピンシャー会してきたよ~🐕
刃牙は会った瞬間から兄弟のナラちゃんのストーカーしてたよ~👶
すごいねぇ~やっぱり分かるんだね😊
お兄たんもヴァル君・むーちゃん兄弟にストーカーされてて😇楽しかった~~~✨
刃牙がつきまといすぎてナラちゃんの顔よ・・・😂 pic.twitter.com/T9Tg9F0U5p— 犬ばか母さん (@gintoki_mama) October 31, 2021
何と言っても均整の取れたスタイルが特徴です。
体重が15~20キロ、体高は45~50センチ程度の中型犬です。
シングルコートの被毛はなめらかな短いスムースコート。
ブラック&タンが有名ですが様々な色調のブラウンも。
ピンと立った耳や短い尾は断耳したり断尾して作られます。
ナチュラルでは耳は垂れ耳です。
犬種紹介 ジャーマン・ピンシャーの飼い方
活動的な中型犬でいい家庭犬となりえる犬種です。
番犬が必要でなければ社会化をしっかりと行っておきましょう。
ジャーマン・ピンシャーとの暮らし方
賢い犬種なのでしつけやすい犬種。
また家族にとても愛情を持つ犬で知らない人には少し警戒心を抱くところも。
元々が明るい性格なのですが誰とでも仲良くするというより内輪で発揮される性格。
見た目が軍用犬にもなるドーベルマンの小型版なので怖い犬種と思われがちですが優しい犬ですよ。
またシングルコートの短い毛は寒さにとても弱いので寒い時期には防寒に気をつけてあげましょう。
ジャーマン・ピンシャーの運動
けっこうタフな犬なので30分以上の散歩を一日2回いってあげるようにしましょう。
また、運動しすぎで関節炎になるほどの子もいるほど動くのが好きな犬種。
お散歩だけでなく、ドッグランやドッグスポーツで発散させてあげるのがオススメ。
頭を使うしコミュニケーションにもなるのでドッグスポーツを楽しむ人は増えていますよ!
ジャーマン・ピンシャーのお手入れ
なめらかなスムースコートはお手入れはとても楽です。
皮膚のマッサージも兼ねてラバーブラシなどでブラッシングしてあげましょう。
犬種紹介 ジャーマン・ピンシャーの健康管理
一時は絶滅寸前まで数を減らしたジャーマン・ピンシャー。
少ない数から増やした経緯もあって遺伝的な疾患などが出る子もいます。
この犬種の寿命は12~14年と言われています。
ジャーマン・ピンシャーの先天的な疾患
遺伝性白内障
通常老齢であらわれる白内障ですが遺伝性の白内障は2歳程度の若齢から徐々に水晶体が濁ってきます。
治療法は無く、濁った水晶体を外科的に除去します。
フォン・ヴィレブランド病
血小板や血管内皮細胞などにあるフォン・ヴィレブランド因子の不足や異常によって起こる病気です。
出血しやすい体質になる、という病気ですが、止血しにくい病気です。
同じような病気に血友病が有名ですね。
3つのタイプに分かれていてフォン・ヴィレブランド因子の不足、異常、欠損によって分かれています。
ジャーマン・ピンシャーの気をつけたい病気や怪我
股関節形成不全になりやすい犬種ですので、肥満には気をつけましょう。
また、滑りやすい床なども股関節だけでなく他の関節にも負担になるので気をつけてあげましょう。
関節炎になりやすいと言われています。
いつも元気なこの犬種が動きたがらなかったりしたときは早めに受診してあげましょう。
犬種紹介 ジャーマン・ピンシャー まとめ
ドーベルマンの様な見た目で怖い犬のイメージのジャーマン・ピンシャー。
日本にはあまり多い犬種なのでペットショップではまず見かけません。
この犬種と暮らしたいと思ったらまずはブリーダーを探すことからになりますね。
際立った人気の犬種ではありませんがこのジャーマン・ピンシャーは毎年少数ながらも登録のある犬種だそうです。
今回はジャーマン・ピンシャーを紹介しました。