犬の遺伝性疾患 グリコーゲン蓄積症ってどんな病気?低血糖を起こす遺伝性疾患 糖原病ともいう遺伝性疾患について

グリコーゲン蓄積症犬の遺伝病
スポンサーリンク

グリコーゲン蓄積症という疾患をご存じでしょうか。

グリコーゲン貯蓄症、グリコーゲン貯蔵症、糖原病などともよばれる先天性の疾患です。

グリコーゲンという物質は糖原質ともいわれ生命活動のためのエネルギー源になります。

この病気はグリコーゲンの分解を行う酵素が不足、欠損してしまいます。

今回は グリコーゲン蓄積症を紹介します。

スポンサーリンク

犬の遺伝性疾患 グリコーゲン蓄積症ってどんな病気?

先天性の疾患なので死産で産まれてきたり、出生後に生き延びられずに亡くなってしまいます。

グリコーゲン蓄積症の遺伝形式は劣性遺伝。

グリコーゲン蓄積症の原因

生体の細胞内に貯蔵されたグリコーゲンを分解する酵素が欠損してしまいます。

その結果低血糖状態になってしまいます。

グリコーゲンの働き

グルコース(ブドウ糖)がたくさん集まった多糖類です。

動物の細胞内に存在して、血中のグルコースが減ってくると血中濃度を保つためにグリコーゲンへと分解されて利用されます。

グリコーゲンは脂肪などに比べて素早くグルコースに変換されます。

おやつでお馴染みの「グリコ」はグリコーゲンから来ているんですよ!

 

グリコーゲン蓄積症の症状

グリコーゲンは筋肉、肝臓や脳、など体中の細胞に蓄えられています。

分解する酵素が無いため糖として利用できず低血糖を起こします。

  • 元気消失(ぐったりしている、呼んでも反応しないなど)
  • 体温が低い
  • けいれん(ぴくぴくする、手足をつっぱるなど)

また肝腫大、腎肥大がおこることもあります。

グリコーゲン蓄積症の治療

低血糖に対する治療を行います。

根治する病気ではありませんので、症状にあわせてケアしていきます。

高炭水化物の食事を頻回に与える事で血中のグルコースが低下するのを防ぎます。

適切な処置とケアを行っても予後はあまりよくありません。

スポンサーリンク

犬の遺伝性疾患 グリコーゲン蓄積症の検査と予防

この病気を予防することは難しいのですが、遺伝子検査で因子の有無を調べることができます。

遺伝子検査って?

グリコーゲン貯蔵症の遺伝子を血液検査で調べる事が出来ます。

繁殖前に組み合わせを考えれば発症を防ぐ事ができるので是非実施していただきたい検査です。

クリア (発症無し・健全)☆☆

キャリア (発症の危険性は無いが因子を持っている)☆★

アフェクテッド (発症します)★★

繁殖時の注意事項

上記の結果を踏まえて交配計画を立てるようにしましょう。

組み合わせによる子犬の発症の確率 クリア(☆☆)キャリア(☆★)アフェクテッド(★★)

組み合わせ父犬☆☆父犬☆★父犬★★
母犬☆☆100% ☆☆50%☆☆ 50%☆★100%☆★
母犬☆★50%☆☆ 50%☆★25%☆☆50%☆★25%★★50%☆★50%★★
母犬★★100%☆★50%☆★50%★★100%★★

アフェクテッドが出る組み合わせをさける事で回避することが出来ます。

両親キャリア、キャリアとアフェクテッドの組み合わせが要注意
スポンサーリンク

犬の遺伝性疾患 グリコーゲン蓄積症 まとめ

低血糖を起こす原因は色々ありますが、今回紹介したのは遺伝性疾患が原因です。

グリコーゲン蓄積症はマルチーズやポメラニアンにみられるので繁殖時には注意が必要。

劣性遺伝形式なのでクリア同士の交配か、クリア × キャリアの組み合わせで発症を防げます。

授乳期の子犬など食事量の把握が難しい場合には気が付いたら重症化していることも。

今回紹介したのは グリコーゲン蓄積症 でした。

タイトルとURLをコピーしました