犬の病気 犬アデノウィルス1型ってどんな病気? 犬伝染性肝炎・犬アデノウィルス1型の症状や原因 

犬伝染性肝炎 アデノウィルス1 犬犬の感染症・寄生虫
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分泌物アデノウィルスってよく聞くウィルスの名前じゃないでしょうか。

人に感染するウィルスたくさんの型と種が。

ある程度どの種が何の疾患を引き起こすのかはわかっています。

アデノウィルスのアデノというのは扁桃腺やリンパ節を意味する言葉なのだそう。

扁桃腺やリンパ節で増殖するウィルスからつけられた名前とか。

そんなアデノウィルスが犬に感染して犬伝染性肝炎を引き起こします。

今回は犬アデノウィルス1型で起こる犬伝染性肝炎がテーマです。

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犬伝染性肝炎(犬アデノウィルス1型)ってどんなウィルス?

もやもやわんこ

二重鎖直鎖状DNAウィルス。

核酸の形状が二重鎖直鎖状でDNA型という分類になります。

ほどんどのDNAウィルスが二重鎖ですがパルボウィルスは一重鎖。

またどの臓器に病変を起こすかでもウィルスは分類されるので犬アデノウィルス1型は肝臓に親和性があると表現されています。

犬伝染性肝炎の原因と感染経路

犬アデノウィルス1型を経口・経鼻から摂取する事で感染します。

感染した犬の分泌物にウィルスがでてるんだね。

直接それに接触することで感染するんだ。

回復した犬も長い間ウィルスを排出しつづけるんだって。

犬ジステンパーウィルスとちがって飛沫感染しないんだよ。

犬アデノウィルス1型を消毒するには?

犬アデノウィルス1型は通常の環境中で数カ月感染力を保っていると言われています。

消毒するには塩素系の消毒薬が比較的効果があると言われています。

次亜塩素酸ナトリウムを使って家庭の漂白剤でも作れます。

水道水1リットルに市販のハイター(6%)20ml

  • アルカリ性なので酸性と混ぜないよう気をつけましょう(有毒なガスが出ます)
  • 金属に使うと腐食します。
  • 直接皮膚にさわらないように手袋使用しましょう。
  • 尿・便・吐物は取り除いてから使いましょう。

犬伝染性肝炎のウィルスの潜伏期間は?

感染後2~10日の潜伏期間が。

犬の口や鼻から犬の体内に侵入したウィルスは扁桃節やリンパ節で増殖していきます。

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犬伝染性肝炎(犬アデノウィルス1型)ってどんな病気?

犬アデノウィルス1型に感染して主に肝炎の症状を発症する犬の病気です。

幼い犬だと重症化したり死亡することもありますが成犬では不顕性感染となって症状がでないことも。

犬伝染性肝炎(犬アデノウィルス1型)の症状

犬の重症度でわけて考えていきます。

肝臓ってどんな臓器?

肝臓の働きは3つあります。

  1. 必要な蛋白の合成と栄養の貯蔵
  2. 有害物質の解毒と分解
  3. 食べたものの消化に必要な胆汁の合成と分泌

その肝臓にウィルスが攻撃することで肝炎がおこります。

劇症型

特に仔犬に多い症状。

急に激しい腹痛がおこり高熱を出して虚脱状態に。

お腹が痛いときに犬は前肢をのばして胸を床につける姿勢(祈りの姿勢)

背中を丸める姿勢(背弯姿勢)をとることがあるよ!

急激な身体的変化で意識が薄い状態が虚脱状態というよ。

吐血や下血がある事もあり致死率は90%にもなる。

急激に悪化して発症から半日から1日で死亡することも。

重症型

肝臓に炎症が起こる事で徐々に元気がなくなります。

鼻水・涙をながし40度程度の熱が4~6日続きます。

その後で食欲がなくなってきて色んな症状がでてくるよ。

  • 下痢や嘔吐があることも。
  • 喉が渇く、扁桃の腫れや粘膜の点状出血や充血
  • まぶたや体にむくみがでることも。
  • 腹痛がおこることも(お腹をさわると嫌がる)

1週間ほど症状が続くこともあるよ

肝炎が続くと毒素を解毒できないことで脳症を起こすとこもあります。

一週間ほどで回復する犬も

回復期に腎炎を起こしたり角膜に膜ができて目が青く見えることもあります(ブルーアイといわれる)。

軽傷型

感染後、下痢や嘔吐がみられ軽い腹痛と微熱で経過する犬もいます。

無症状型

不顕性感染といわれる感染。

表立って何の症状も起こさないタイプです。

成犬ではこのタイプも多いよう。

◆◇ヒンディー語ですが英語で解説されているのでわかりやすいビデオです。◇◆

 

犬伝染性肝炎(犬アデノウィルス1型)の診断方法

血液検査での肝臓の数値やワクチン歴での診断になってきます。

PCR検査で確定しますが検査機関への依頼になることから数日かかります。

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犬伝染性肝炎(犬アデノウィルス1型)の治療方法

とても急激な症状の現れ方をする犬伝染性肝炎(犬アデノウィルス1型)

様子を観察しているうちに悪化することも。

診断されて迷っている暇はないとも言えます。

どんな治療法をするのか説明していきましょう。

犬アデノウィルス1型の治療方法は?

犬アデノウィルス1型には有効な治療薬はありません

起こっている症状にたいする対症療法となります。

肝臓は再生する臓器です。

肝臓が再生するまでの期間に輸液や輸血や肝臓食などを行います。

犬伝染性肝炎(犬アデノウィルス1型)はどうやったら予防できるの?

犬アデノウィルス1型はワクチン接種で予防できます。

犬アデノウィルス2型のワクチンが効くので記載されていない場合も。

ワクチン接種についてはコチラを参考にしてくださいね!

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犬伝染性肝炎(犬アデノウィルス1型)のまとめ

犬アデノウィルス1型は体力のない仔犬や老犬では感染してしまえばとても死亡率の高い病気です。

仔犬の時からの計画的なワクチンで感染をふせぐようにしましょう。

犬パルボウィルスや犬パラインフルエンザに比べれば数は少ないですが発生している感染症。

きちんと予防して愛犬が犬アデノウィルス1型にかからないよう気を付けてあげましょう!

>>こちらも読んでね!犬パルボウィルス感染症ってどんな病気?症状や予防

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