ラブラドールレトリバーって世界中で人気のある犬種ですよね。
小型犬が人気の日本でも人気犬種に選ばれるほど人気のある犬種。
ラブラドールは警察犬や盲導犬、介助犬としても活躍しているのでよく知られています。
今回はそんなラブラドールレトリバーを紹介していきますね!
ラブラドールレトリバーってどんな犬? 性格と体格
夏の訪れを告げるラブラドール pic.twitter.com/fMJcgW2zfT
— Jiro_the_lab (@jiro_lab) May 9, 2021
世界中で愛されているラブラドールレトリバー。
もともとはカナダのニューファンドランド島のラブラドール州にあるラブラドール半島での使役犬でした。
そのころは今の姿とは毛色も大きさも違っていたようです。
海で漁師の船の間で網を受け渡したり、落とした魚を回収したりの仕事をしていました。
イギリスのブリーダーがイギリスに持ち込まれたラブラドールの祖先を元に作り上げたのが今のラブラドールです。
水場での回収の能力がかわれ、水鳥の狩猟でのレトリーブに使われるように。
ラブラドールは初期の頃は黒い毛色のみだったのですが後に、イエローとチョコレート色も認められるようになりました。
ニューファンドランドでの祖先は白い斑があったのですがその名残が今もたまに出現します。
見た目のかわいさ意外にどんな魅力があるのでしょうか。
ラブラドールレトリバーの性格
明るく前向きで温厚な性格をしています。
社交的で希求性も高く訓練がしやすいことが、多くの作業犬に選ばれている理由の一つにもあげられています。
環境への適応力も優れていて盲導犬でよく知られているように何度も生活環境がかわってもわりとスグに対応していくほど。
極端な事を言うと迷子になって必死に探していた愛犬がよその家でしれっと生活していたとかいう話も。
保護した人いわく「まるで10年生活していたみたいに普通に過ごしてました」なんてことも。
忠犬ハチ公とは真逆の対応ですね。
また食いしん坊で有名。
胃袋は底なしと言われ常に食べ物を求めているような気がします。
通常いわれる食欲がなくなるという病気の症状はラブラドールには当てはまらない事が多いです。
逆に食べられないときは深刻な状態なので様子を見ずに動物病院へいきましょう。
ラブラドールレトリバーの体
もともとが冷たいカナダのラブラドール半島の海で作業犬として働いていた犬種。
密なダブルコートの被毛をもっています。
毛色はブラック・イエロー・チョコレートの3色。
水の中での作業に適合してきた体は指の間に水かきがある犬です。
大きくがっしりとした体は25キロから40キロ程度の大きさ。
ラブラドールの中でも大きさや体形はバラバラな印象はありませんか?
ショータイプといわれるラブラドールはイギリスの系統でずんぐりとした体形。
スポーツタイプといわれるアメリカンタイプはややシュッとした体をしています。
そしてラブラドールの特徴として有名なのはそのしっぽ。
オッターテイルといわれるカワウソのような尾は巻き上がらずに良く振られています。
また大きな垂れた耳もラブラドールの特徴のひとつです。
ラブラドールレトリバーの出演している映画やテレビ
コマーシャルやドラマ、映画にもよく出演しているラブラドールレトリバー。
出演作をちょっと調べてみました!
おすすめなので見てみてくださいね!
マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと(Marley & Me) (書籍・映画・ドラマ)
犬とあなたの物語 (映画)
盲導犬クイール (映画・ドラマ・書籍)
きな子~見習い警察犬の物語~ (映画)
三匹荒野を行く(1963年 映画))
イエロードッグ (映画)
LOVE まさお君が行く! (映画 テレビ番組の映画化)
犬がいるから(村井里子さん著書)
ソニア−世界でただ一頭の白ラブ−(葛西謦子/淵上サトリーノ)本
ラブラドールレトリバーって飼いやすい? 飼い方とおていれ
カナダやアメリカでは飼育頭数のランキングで常に上位にいるラブラドールレトリバー。
また作業犬としても多く活躍する犬種です。
大型犬ですが家庭犬としてとても飼いやすい犬種になります。
ラブラドールレトリバーのしつけ
子犬時代は本当にやんちゃ。
頭が良い犬なので手の込んだ悪戯をすることも。
また大型犬なので破壊力もなかなか。
3歳になれば突然大人しくなるという伝説がありますが5歳、7歳と引き延ばされることも。(生涯説もあり)
そんなラブラドールレトリバーなので子犬の頃からキチンとしつけましょう。
従順な性格と食いしん坊な気質からオヤツを使うとあっという間に覚えます。
トイレをトリーツで教えたら小出しにして何度ももらおうと思いついた猛者もいるほど。
また人とかかわる事が好きな犬種なので褒められるだけでもかなり喜んで作業するようになりますよ!
ラブラドールレトリバーの運動
ラブラドールレトリバーはとてもタフな犬種です。
二時間以上泳いだり遊んだりし続けるほどのスタミナがあることも。
運動不足によるストレスは悪戯の原因になることも。
最低でも30分以上の散歩を一日に二回はしてあげましょう。
ラブラドールレトリバーのお手入れ
密なダブルコートのラブラドールレトリバーは年に二回の換毛期ではゴッソリ毛が抜けます。
短毛種ですが抜け毛の多さを考えると頻繁にブラッシングは必要。
シャンプーも月に一度の頻度でしてあげたいですね。
外耳炎などになりやすい犬種なので耳のお手入れもしてあげましょう。
ラブラドールレトリバーの健康管理 なりやすい病気や遺伝性疾患
しっかりした体のラブラドールレトリバーは頑丈な犬種。
比較的遺伝病などの疾患は少ないといわれる純血種です。
ラブラドールレトリバーの先天性疾患
大型犬特有の股関節形成不全や肘関節形成不全が起こる事があります。
ですが頻度としては他の犬種に比べて改善されています。
遺伝病として注意しておきたいのはPRA(進行性網膜萎縮症)や網膜形成異常です。
またEICといわれる運動誘発性虚脱という疾患もあります。
また三尖弁閉鎖不全という心臓の疾患が比較的出やすい犬種とも言われています。
ラブラドールレトリバーのなりやすい病気や怪我
底なしの食欲を誇るラブラドールは肥満になりやすい犬種。
フードボールを咥えて飼い主の前にあざとく首をかしげるくらい、食べ物の前では朝飯前の芸当。
また、食べ物から食べられないものまで誤食による事故も多い犬種。
トウモロコシの芯、おもちゃのボールなど。腸に詰まって開腹手術を受ける犬は多いのです。
そして食後すぐに運動をしたりすることで胃捻転が誘発されることもあります。
大型で胸の深い犬に多いので、食後はしばらく安静にしていることで防げます。
ラブラドールレトリバーの子犬時代
ラブラドールレトリバーは比較的安産と言われています。
個体差がありますが多産系で一度の出産で7~10頭の子犬を産む傾向にあります。
出生体重は300グラムから500グラムくらいで350㎖の缶ビールと同じくらいのサイズです。
産まれてから旺盛な食欲でみるみる大きくなるこいぬ。
二カ月の頃には3~6キロにもなっていることも。
生後3か月の頃には10キロ程度にまで大きくなっていますので、抱っこで散歩していたら米袋をかついで歩くのと同じくらいの負荷ですね。
生後半年でほぼ7割がた成長してきます。
去勢や避妊手術を考えているのならばこのころに獣医さんに相談するといいでしょう。
メス犬では一般的に7か月の頃に最初の発情出血があることが多いようですが もちろん個体差があります。
このころから成長スピードはゆるやかになり、1歳半ころに成長が止まる犬が多いようです。
人気犬種 ラブラドールレトリバーのまとめ
最近さ〜ご飯食べてるとラブラドールが脇から生えてくるんだよね〜 pic.twitter.com/rbET8xs20O
— 黒ラブのレオさん (@happy_lab_leo) May 7, 2021
世界中で愛されているラブラドールレトリバー。
盲導犬や介助犬などに使われる理由として頭の良さ以外にも可愛い見た目も大きな要因だそう。
人の多いところでは怖がられない容姿を選んでいるようですよ。
そんなラブラドールレトリバー。
子犬の頃の激しさは有名なのですが、落ち着いてからは懐かしむ飼い主さんも多いのです。
まさに「憑き物がとれた」と言われるくらいの豹変ぶりに寂しくなるのでしょうね。
そんなところもラブラドールの魅力のひとつですよね!