ラサ・アプソと言う犬種をご存じでしょうか。
チベットの仏教ではラマと呼ばれる僧侶の死後、その魂がラサ・アプソの体に入り込むと考えられていました。
そのため何世紀にもわたりチベットの僧院で大切に飼育されていたと言われています。
そんな神聖な役割を持っていた犬がラサ・アプソです。
今回はチベット原産のラサ・アプソを紹介します。
英語では Lhasa Apso
犬種紹介 ラサ・アプソってどんな犬?
JKCの登録犬数では2020年には96位(14頭)2019年には102位でした。
少数ですがコンスタントに登録のある犬種です。
ラサ・アプソのルーツ
チベット原産の小型犬です。
長い歴史のある犬種で、チベット教ではラマが無くなった後にその魂を宿すと言われていた犬。
チベット仏教の聖都ラサの僧院や貴族から門外不出の犬として大切に扱われていました。
儀式に参列したり、中国の宮廷に献上されていたとも言われています。
門外不出だったラサ・アプソが海外で繁殖されたのは第二次世界大戦前でアメリカやヨーロッパでした。
ラサ・アプソの性格
飼い主に忠実でとてもよく懐く犬種です。
少し頑固で警戒心があります。
音に繊細で僧院などでは来客や雪崩などにいち早く反応したとか。
好奇心が旺盛で活発、しつけも良くはいる犬種です。
ラサ・アプソの特徴
理想的なサイズ | |
体重 | 6キロ程度 |
体高 | 25~28センチ |
9G 愛玩犬グループ
FOR THoSE LOOkING for QUALITY FEMALE LHASA APsO pup,I have ds for u…. pic.twitter.com/vn7fCZYv2d
— DotlyLHASA (@DotlyLhasa) October 29, 2021
体高より体長が長い体形をしています。
小型犬にしてはがっちりした体で胸は広くてしっかりしています。
尾は高い位置にあり、垂れ耳の犬種。
ダブルコートの長毛で毛色はゴールド、ブラック、サンド、ハニー、ダークグリズル、レッド、ブラウンやパーティーカラーなど様々です。
犬種紹介 ラサ・アプソの飼い方
ちょっとマイペースで頑固なところもありますが良くなついて可愛い犬種。
家族に愛想はいいのですが知らないひとにはツン!とした態度をとることも。
ラサ・アプソのしつけや暮らし方
見知らぬ人や動物に警戒をする事もあるので子犬時代から社会化を行いましょう。
賢い犬で主人に忠実なところがあるのでしつけはやりやすい犬種。
遊び好きな性質なので遊びも取り入れてしつけると良いですよ。
出来たら少し遊んであげてから次にうつる、といった方法だと飽きにくくてオススメです。
ラサ・アプソの運動
活発な犬種なので20~30分程度の散歩を一日2回行ってあげましょう。
飼い主さん好きな子が多いのでボール投げなどコミュニケーションを取りながら遊んであげると喜びますよ!
ラサ・アプソのお手入れ
長い毛はお手入れ必須の犬種。
散歩などの後にブラッシングをして汚れやほこりを落としてあげましょう。
週に1度は根元からモツレをほぐすように根元から櫛を入れるようにしてあげましょう。
1~2カ月に一度はトリミングでシャンプーやカットをしてもらうようにするといいですよ。
ショーにチャレンジする犬はもう少しコマメにお手入れが必要になりますが、そうでないなら短めにカットしてあげるとお手入れも楽ですよ。
垂れ耳犬種なので耳のお手入れも忘れずにしてあげてください。
犬種紹介 ラサ・アプソの健康管理
ラサ・アプソの寿命は12~14年と言われています。
健康な犬種ですがいつくか気をつけたい病気があるので注意しましょう。
ラサ・アプソの気をつけたい病気や怪我
皮膚炎
皮膚の弱い犬種でアトピーなどの皮膚炎になりやすいようです。
軽症のうちに治療することで治療期間の短縮や症状の軽減が図れます。
痒がってるな?と思ったら早めに獣医師に相談しましょう。
熱中症
高温多湿になれば熱中症になりやすくなります。
気温だけでなく湿度にも注意しておきましょう。
熱中症は体の温度をさげられなくなって臓器が機能不全に陥ってしまいます。
あっという間に悪化してしまう事もあるので気をつけましょう。
外耳炎
垂れ耳の犬種に特によくみられます。
気温や湿度が高くなってきたころから増える傾向に。
頭を振ったり耳をかいたりすることが増えたら耳の中をチェックしてあげましょう。
内耳炎や中耳炎になる前に早めに治療してあげましょう。
犬種紹介 ラサ・アプソ まとめ
日本では飼育数の少ない犬種のラサ・アプソ。
ラサ・アプソをペットショップで見かけた人は居ないのではないしょうか?
コンスタントに登録のある犬なので流通はあるようですね。
過去には国内で繁殖もあったようですが現在は不明です。
入手するのが困難な犬種となりそうですね。
今回は珍しい犬種 ラサ・アプソの紹介でした。