みなさんは愛犬の爪切りってどうしていますか?
トリミングに行くわんこは爪切りも一緒にやってくれているところもありますよね。
良く歩く若い子は特に切らなくても良い状態が多いもの。
切らなきゃダメなほど伸びる子や、一回も切った事ないわんこ。
今回は犬の爪のしくみやおていれ方法を紹介しますね。
犬のお手入れ 爪切り 犬の爪のしくみ
人の爪と違って犬の爪には血管や神経が通っています。
ですので切りすぎると血もでるし痛い。
犬の爪
仕組み
人の爪は違うのは形を見ても分かりますよね。
4足歩行をする動物の爪は鉤爪になっていることが多いです。
走る際はスパイクの役割をしています。
人の爪と違って犬の爪は弧を描くように伸び続けるしくみになっています。
人の爪のように平たく伸びるのではなく三角錐のような形で中心にクイックといわれる血管と神経があります。
黒いわんこに多い真っ黒な硬い爪。
経験則ですが、白い透明な爪より硬い気がします。
白い爪はクイックが目視しやすいですが、黒い爪は見えないので余計に切りにくい爪になってます。
狼爪
人の親指にあたる場所に狼爪(ろうそう)といわれる爪があります。
前足の狼爪は全部の犬種にありますが、後ろ足は残っている犬種や残っていない犬種があります。
爪切りが必要な爪
犬の爪が伸びすぎだと判断するのはいくつかのポイントがあります。
- フローリングでかちゃかちゃうるさい。
- 足が地面についている時爪で指が開く、横を向く
- 魔女の指みたいに見える
クイックといわれる血管と神経の部分はほっておくと爪と一緒に伸びてきます。
切った爪がまだ長いな~と思ったら1~2週間の間隔でこまめに爪切りをしていきます。
うちの歩けないわんこさんは爪が結構伸びます。
立ち上がって体重をかけた時に爪のせいで指が横に向いたりすれば痛みも出てきます。
また、狼爪などは肉球にめり込むほど伸びることもあるのでカットしてあげましょう。
犬の爪の切り方
クイックに当たらないように削るように切っていきましょう。
いきなりスパン!と直角にやると高確率で出血します。
真ん中を避けるように斜めに何度かに分けて切るようにしましょう。
黒くて分かりにくい爪でもクイックの部分は色や組織の感じが違うのでよく見ればわかりますよ!
犬のお手入れ 爪切りのコツ
爪切りは嫌がるわんこも多いのでプロに頼んでいる人も多いですよね。
子犬の頃から慣らす
爪切りに慣らすというより、体を固定して足先を触ることに抵抗されないように慣らしていきます。
足先を触られるのを嫌がるわんこも多いので抵抗の少ない子犬時代から慣らしておきましょう。
爪切りのコツ
犬の緊張が人に伝わって緊張の爪切り。逆もしかり。
嫌な事をとことん覚えているわんこも居るのでなるべく血を見ないようにやりたいもの。
出来れば爪切りは保定する人と切る人の二人でやりたいですね。
足の先は敏感なもの。動かないで!と思うあまり強く握りがちですが保定する程度にしておきましょう。
あら大変。血が出ちゃった
爪から血が出るほどきっちゃうととっても痛いので気をつけましょう。
あとちょっと、と思って深追いしたら血が出ちゃった(汗)ってけっこうあります。
そりゃもう、虐待したんか?いうくらいの悲鳴も上がるので
「おおげさな~」とか言いながら内心大慌てになることも。
この爪からの出血、圧迫も出来ないしなかなか止まらなくて厄介です。
出血させてしまったら清潔なガーゼで圧迫して止血剤で止血します。
昔は線香で焼けとか言っていましたが今は止血剤を使います。
その名前も「クイックストップ」鮮やかな黄色い粉末状の止血剤。
成分の硝酸で焼灼して止血するイメージ。使うとチリっと痛みがあるようです。
綿棒などに少量すくいとって傷口に押し付けます。
爪からの出血のみに使います。
おうちでわんこのお手入れをする際にはおいておくといざと言うときに慌てなくてすむかも。
犬のお手入れ 爪切りの色々
子犬ちゃんたちの爪切りは人用の爪切りでちょいちょいっとやってました。
先のとがった部分を切り落とすだけなのでそれでもOK。
小さなわんこでも成犬になれば爪も硬くなって人用ではちょっと歯が立たなくなります。
爪切りのタイプ別に紹介しますが、使いやすいものを選ぶといいでしょう。
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ギロチンタイプ
ニッパータイプ
グラインダー
色々タイプはありますが自分の使いやすいものを選ぶのが一番です。
またギロチンタイプでカットして仕上げをグラインダーでするのもオススメです。
犬のお手入れ 爪切り まとめ
良く歩くわんこでは爪切り不要!なんてことも多いもの。
そんなわんこでも狼爪は地面にあたらないので定期的にチェックしてあげましょうね。
肉球に食い込んでることもありますよ!
削れているわんこでも歩く癖なのか特定の指だけ切らなきゃならないこともあります。
嫌がって暴れてどうにも切れないわんこはプロに頼んで切ってもらいましょう。
無理矢理押さえつけて切ると双方すごいストレスに。
トリミングルームや動物病院で切ってもらえますよ。
今回は 愛犬の爪の切り方を解説しました。