犬のニコチン中毒って何を連想しますか?
タバコを辞められない犬?
誤食して毒物にさらされている状態のことを表しています。
火の元になるので灰皿に水を張っている人も多いですよね。
空き缶の残った飲料を灰皿代わりにしている人も多く、子供の誤飲事故も多発していますよね。
子供だけでなく、犬もタバコによるニコチン中毒の危険にさらされています。
タバコだけでなく、タバコ代用品にもニコチンが含まれています。
身の回りの危険物、タバコによる犬のニコチン中毒が今回のテーマです。
犬のニコチン中毒・タバコを食べてしまったらどうなる?
犬でも人でもタバコは体にわるいことは良くしられています。
誤食事故はちょっと目を離したときにおこります。
しょうがないと考えず、今一度管理方法を考えてみましょう。
ニコチン中毒 ニコチンって何
ニコチンは主にタバコの葉に含まれるアルカロイドの一種。
そもそも植物のタバコが虫に葉を食べられてしまわないように毒をもっているのです。
その毒がニコチン。法律で毒物に指定されています。
強い依存性があり少量では興奮作用、用量が増えれば鎮静作用があらわれます。
人体への作用としては、認知能力の上昇、アドレナリンの分泌(血圧上昇、発汗、血糖値の上昇)。
乳幼児や犬の誤食が非常に多い物質です。
水に溶けだすと体への吸収が良くなってしまいます。
ニコチン中毒 致死量ってどれくらい?
致死量は体重1㎏あたり約8㎎ と言われています。(発症は2~3㎎からと言われています)
多いものでニコチン量は一本2㎎程度。
実際より少なめに記載されていることを考慮すると小型犬では一本で中毒がおこる量ですね。
タバコの他、ニコチンガムやニコチンパッチなど禁煙グッズにも含まれる。
また水蒸気式の電子タバコは日本ではニコチン入りのものは販売できません。(海外ではOK)
そして加熱式の電子タバコではニコチンが含まれています。
ニコチン中毒・タバコの誤食の症状と治療
ニコチンが中毒を起こす、タバコの誤食が命取り。
そう言われてから長い時間が経ちましたが一向に減らない事故。
やられた!と思ったときの処置を覚えておきましょう。
ニコチン中毒の症状
犬がタバコを食べてしまったら症状は早めに出る事が多いです。
刺激で嘔吐することも多いのでそれで食べたことに気が付くことも。
- 嘔吐する(気持ち悪くなる)
- 呼吸や脈が速くなる (大量に摂取した場合逆の作用が起こることも)
- よだれが多くなる
- 興奮する
- 虚脱状態になる
水に溶けだしたものを食べてしまったり飲んでしまったらもっと素早く吸収されてしまいます。
ニコチン中毒の治療
よく異物や毒物を食べた時は牛乳や水をのませる方法が紹介されています。
タバコに限っては水分で吸収を速めてしまうのでやめておきましょう。
動物病院で吐かせる処置をしてもらい、輸液などで毒性を薄める処置をしてもらいましょう。
犬のニコチン中毒 タバコの誤食 まとめ
犬がタバコを誤食する。
犬のニコチン中毒になる危険ってけっこう身近。
お散歩で道に落ちていたものをパクっとやっちゃった。
トイレに行ってる間に机の上の灰皿を荒らした。
留守中に部屋を荒らして買い置きのタバコを食べてしまった。
シチュエーションは色々ありますが、管理の問題ともいえます。
愛犬をニコチン中毒で苦しめないために。
意外と頭をつかって悪戯するので高い位置にある扉付きの収納に片づけるくらい、気をつけておきましょう。