ノーフォーク・テリアという犬種をご存じでしょうか。
色々なサイズのテリアの中でも小さなテリアになるノーフォーク・テリア。
小さないたずらっことも言われるこのテリアはとにかくエネルギッシュ。
日本ではあまり馴染みのない犬種ですが原産国のイギリスでは実猟で活躍しています。
元気いっぱいのテリア、ノーフォーク・テリアの紹介です。
英語では Norfolk Terrier
犬種紹介 ノーフォーク・テリアってどんな犬?
JKCの登録犬数は2020年には212頭で45位。2019年は39位でした。
登録犬数はあまり多くありませんが、コンスタントに登録のある犬種です。
初めての体験♪
ノーフォークテリアのパピーちゃん、はじめてのプラッキング👐🏻
またこの次もどんどん進化変化して立派な子になりましょうね✌🏻#池尻大橋 #三宿 #ケンネルショップ #ノーフォークテリア pic.twitter.com/KZ0WUXU1vN— KENNEL SHOP (@ShopKennel) July 15, 2021
ノーフォーク・テリアのルーツ
イギリス原産の小型犬です。
歴史は意外と新しく19世紀中ごろケンブリッジ大学の学生の間で小型のテリアを飼う事が流行りました。
このテリア、大学近くの地域の名まえにちなんでトランピンテリアと呼ばれていました。
このトランピンテリアを元にテリアの愛好家がペドリントンテリアなどと交配して改良したと言われています。
1912年イギリス西部で生まれたブローニーという雌犬が大変優秀で、この犬を元に今のノーフォークテリアやノーリッチテリアが作出されました。
1932年に犬種としてイギリスのケンネルクラブに登録されます。
ノーリッチ・テリアって?
ケンネルクラブに登録した当初は立ち耳と垂れ耳の両方が存在していました。
垂れ耳の犬は数も少なく繁殖家は別の犬として登録するよう主張しはじめるように。
その結果立ち耳の犬をノーリッチテリア、垂れ耳の犬たちをノーフォクテリアと名付けて区別するようになりました。
ノーフォーク・テリアの性格
とにかくエネルギッシュで楽しいこと大好きな明るい犬です。
しかし「原野の小悪魔」とか言われている理由を考えてみましょう。
獲物を(この場合はネズミなどの小動物)執拗に追いまわすことからそう呼ばれているんです。
他のテリアたちより頑固な一面も控えめで穏やかめな気質と言われています。
ノーフォーク・テリアの特徴
理想的なサイズ | |
体重 | 5~6キロ |
体高 | 23~26センチ |
3G テリアグループの小型犬
体長が体高よりわずかに長くて足はすこ~し短めです。
垂れ耳で長毛です。
ダブルコートの被毛は硬く針金のようなオーバーコートに密なアンダーコート。
毛色はブラック&タン・レッド・ウィートン・グリズルがあります。
犬種紹介 ノーフォーク・テリアの飼い方
犬との生活を楽しめる犬種です。
元気いっぱいでオンオフはっきりしててとても楽しめますよ!
ノーフォーク・テリアとの暮らし方
電池で動いてるんじゃないか?と思うほど起きてるときは動き回って寝ている時はぬいぐるみのよう。
そんなノーフォークテリアは他のテリアよりしつけやすい性格をしています。
明るくて遊び好きな性格を利用して遊びながらしつけていきましょう。
遊びや運動が足りないと小悪魔になりますよ!しっかりと相手をしてあげて。
アジリティやドッグスポーツがコミュニケーションにもなっておすすめですよ!
ノーフォーク・テリアの運動
小さな体をしていますがたくさんの運動が必要な犬種です。
30分以上の散歩を一日2回は行ってあげましょう。
犬に任せて歩くと何時間も彷徨うハメになりますよ。
坂道や階段なども利用してしっかりと運動させましょう。
散歩の後にボール投げをたっぷり楽しんでようやく横になるようなスタミナがありますよ。
ノーフォーク・テリアの手入れ
日常的にブラッシングして毛のもつれや汚れを落とすようにしましょう。
ダブルコートなので換毛期には結構毛がぬけます。
1~2カ月に一度はシャンプーをしてあげて皮膚を清潔に保ちましょう。
トリミングが必要な犬種ですがラフに仕上げるのがノーフォークテリアの素朴なイメージにぴったり。
目の周りや口の周りなど汚れやすい場所はコマメに拭いてあげましょう。
また垂れ耳なので耳の中もチェックしておくと外耳炎の予防にもなります。
犬種紹介 ノーフォク・テリアの健康管理
ノーフォークテリアの寿命は12~15歳となっています。
比較的健康的な犬種ですがいくつか気をつけたい疾患もあります。
ノーフォーク・テリアにみられる先天的な疾患
膝蓋骨脱臼
膝のお皿(膝蓋骨と言います)が本来あるべき場所からずれる疾患です。
先天的に起こりやすい犬種があります。
軽い症状であれば指で整復できますが、重症だと固定していないと脱臼したままになってしまうことも。
程度によって治療方法は変わりますが、脚をあげて歩いたり立ち上がりで悲鳴をあげたりすることがあれば動物病院で診てもらう様にしましょう。
巨大血小板性血小板減少症
遺伝性の疾患で血小板が大きくて少なくなる疾患です。
血小板が減少すると血が止まりにくかったりするのですが、この疾患ではほとんどの犬が症状を示しません。
無症状で経過しますが、血液検査で異常値を出すので覚えておきましょう。
ノーフォーク・テリアの気をつけたい病気や怪我
皮膚炎
皮膚の弱い犬種でアトピーなどの皮膚炎になりやすいようです。
軽症のうちに治療することで治療期間の短縮や症状の軽減が図れます。
痒がってるな?と思ったら早めに獣医師に相談しましょう。
犬種紹介 ノーフォーク・テリア まとめ
いつも楽しいことを探しているノーフォークテリア。
体力が余ってしまうとそのエネルギーのベクトルを悪戯に変えてしまいます。
有り余るエネルギーをしっかり発散させてあげられるアクティブな人向けの犬種。
楽しいことを全身で伝えてくるのでとても可愛いですよ!
垂れ耳の小型テリア、ノーフォーク・テリアの紹介でした。