プチ・バセット・グリフォン・バンデーンと言う犬種をご存じでしょうか。
あまり聞かない犬種かと思います。
フランス原産の犬種でプチ=小さいと名前がついていますが中型犬。
バセット=低い、グリフォン=粗い、バンテーンは地名。
姿勢の低い毛の荒いバンデーン地方の小さな犬という名前になりますね!
今回紹介するのはプチバセと呼ばれるプチ・バセット・グリフォン・バンデーンです。
英語では Petit Basset Griffon Vendeen
犬種紹介 プチ・バセット・グリフォン・バンデーンってどんな犬?
JKCの登録犬数では2020年には118位(4頭)2019年には104位でした。
少数ですが登録のある犬種です。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンのルーツ
フランス原産の中型犬です。
グラン・グリフォン・バンデーンやブリケ・グリフォン・バンデーンからたまに生まれる短足の個体が犬種の元になっています。
このたまに生まれる短い脚の個体を計画的に繁殖・改良を行って犬種をつくりあげました。
当初 バセー・グリフォン・バンデーンと呼ばれていたこの犬。
その後、サイズや性格などのタイプでふたつに分かれていきます。
サイズが小さくて毛色のバリエーションも多めなのがプチ・バセット・グリフォン・バンデーンです。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンの性格
活発で明るく遊び好きな性格をしています。
人が好きで子供ともよく遊ぶ優しい性格。
ちょっと頑固なところや人見知りなところもあります。
打たれ強い性格をしているとも言われますが叱られてもケロっとしています。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンの特徴
理想的なサイズ | |
体重 | 11~16キロ |
体高 | 34~38センチ |
6G 嗅覚ハウンド グループ
Homer, Petit Basset Griffon Vendéen (7 y/o), Hudson & Grove St., NY, NY • “He’s a champion show dog and does agility too. We just came from The Blessing of the Animals. Once a year we take him to church and they say the prayers and pat him on the head.” (Second image from owner) pic.twitter.com/wqOdPXelEN
— The Dogist (@thedogist) October 9, 2018
体高より体長の長い胴長タイプの中型犬です。
大き目の頭に大き目の垂れ耳、まっすぐの尻尾をしています。
ダブルコートの中長毛の犬種で毛色は ブラック&ホワイト、ブラック&タン、ホワイト&オレンジやトライカラーなど。
また毛色の呼び名にはヘアカラー(野兎)ウルフカラー(狼色)バジャーカラー(穴熊色)などがあります。
犬種紹介 プチ・バセット・グリフォン・バンデーンの飼い方
とにかく活発で良く動き回っている犬種です。
扱いやすいサイズですが活動量が多いのでアクティブな人向けの犬種です。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンのしつけや暮らし方
とにかく活発な犬種ですが人のそばに居たい犬種なので室内で飼育してあげましょう。
頭も良くしつけやすい犬種です。
遊びながらしつけると訓練の時間を楽しみにするようになりますよ!
根気よく繰り返ししつけるようにしましょう。
子犬時代から社会化を行い苦手を少なくしてあげるように。
子供や他のペットとも仲良く出来る社交性があります。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンの運動
30分以上の運動を一日2回行ってあげましょう。
遊ぶことが大好きなのでボール投げなどで遊んであげるといいですよ。
ドッグランなどで自由運動をする時間を作ってあげるようにしましょう。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンのお手入れ
散歩の後などにブラッシングを行ってゴミや汚れを落としてあげましょう。
お腹はけっこうよごれますよ。
週に1度程度しっかりとブラッシングをして毛のモツレなどをほぐしてあげましょう。
1~2カ月に一度シャンプーを行って皮膚を健康にたもつようにしてあげて。
垂れ耳犬種なので外耳炎になりやすい犬種です。
耳のケアも忘れずにおこなってあげましょう。
犬種紹介 プチ・バセット・グリフォン・バンデーンの健康管理
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンの寿命は12~14年と言われています。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンにみられる先天性疾患
てんかん
原因は良く分かっていませんが遺伝が関係していると考えられています。
発作的に全身のけいれんや神経症状がおこります。
脳の構造に異常がみられないので発作の様子や時間などを記録しておくと診断に役立ちます。
プチ・バセット・グリフォン・バンデーンの気をつけたい病気や怪我
椎間板ヘルニア
ミニチュアダックスなど胴長短足の犬に出やすい疾患ですが他の犬種も発症します。
症状は腰痛程度から麻痺したり排尿困難の症状がでるほどまでさまざま。
椎骨の間にあるクッションの役目をする椎間板がすり減ったり押し潰されたりして神経を圧迫して様々な症状がでます。
重症の場合は手術でヘルニアを取り除きます。
また腰痛程度の軽傷であれば痛み止めなどの疼痛管理をおこないます。
外耳炎
垂れ耳の犬種に特によくみられます。
気温や湿度が高くなってきたころから増える傾向に。
頭を振ったり耳をかいたりすることが増えたら耳の中をチェックしてあげましょう。
内耳炎や中耳炎になる前に早めに治療してあげましょう。
犬種紹介 プチ・バセット・グリフォン・バンデーン まとめ
ハウルの動く城のわんこ、「ヒン」のモデルとなった犬種といわれるプチ・バセット・グリフォン・バンデーン。
プチバセと短くして呼ばれる事も多い犬種でフランス猟犬として活躍している犬種です。
日本では珍しい犬種ですが国内で繁殖も行われているのでそこまで入手が難しい犬種ではありません。
ただ、数が少ないので出産を待ったりするなど予約が必要になります。
今回紹介したのはプチ・バセット・グリフォン・バンテーンでした。