愛犬の一番の楽しみってごはん!
そんなわんこも多いでしょうね。
特に成長期の子犬。
食に興味のない子から食欲旺盛な子犬まで。
いろんなタイプの子が。
食べない子にはいろいろ試しているうちにすっかりドライフードに見向きもしなくなった。
缶詰だったら食べるからと与え続けていると経済的にキツくなってきた!なんてことも。
知恵と根気比べにならないようにむやみに色々与えないようにしましょう!
今回のテーマは子犬の主食になる子犬用ドライフードについてです。
小さいうちはフード以外あげない方がいいですよ!
子犬用フードってどんなフード?
ペットフードには子犬用、成犬用、シニア用など成長のステージにあわせた商品があります。
さらに細かく療養食や小型犬用、大型犬用、さらには犬種別のフードまで。
それぞれで必要な栄養素も違うので必要なフードを上手く使えれば健康管理も楽になりますね!
子犬用と成犬用の違い
成長期の子犬には体をつくるたんぱく質が多く含まれています。
また、必要カロリーも多いので成犬用のフードよりもカロリー高め。
カルシウムなども多めに必要となってきます。
子犬に成犬用のフードを与え続けていると徐々に栄養が不足してきてしまいます。
やせ細る、と言うより、毛艶がなくなったり活力が下がったりしてしまいます。
健康的な成長のためにも子犬用のフードを選んであげましょう。
子犬用フードの選び方
摂取カロリーだけをみて選ぶのではなく、内容量をしっかり見て選びましょう。
内容物の表示には肉類・穀類などと使っている量の多いものから表示されます。
一番最初に記載されているものが鶏肉、ラム肉などと肉の種類が明記されているものがベスト。
また、栄養素の含有量を割合で表示してあるので3大栄養素の配合にも注目です。
たんぱく質の配合割合が3割程度の物を選んであげるといいでしょう。
オススメの子犬用フードです。選ぶ際の参考にしてみてください。
375㎉ / 100g 全犬種 子犬用(小粒)
たんぱく質29%以上、脂質16%以上、租繊維4%以下、灰分10.5%以下、水分10%以下等
チキン・チキンミール・玄米・粗挽き米・鶏脂・オーツ麦・ピートパルプ等
コロコロになってうんちの量が減る子が多いようです(個体差あります)
小粒なのでふやかしやすくて、量の調整もしやすい。
366㎉ / 100g 小型犬 子犬用(小粒)
たんぱく質33%、脂肪20%、水分12%、繊維5%等
チキン・チキンミール・ターキーミール・赤レンズ豆・グリーンピース等
グレインフリー(穀物不使用)なのでアトピー体質の子にも。
すごく小粒なのですぐふやけ、小型犬にも食べやすい。
363㎉ / 100g 全犬種 全年齢 (小粒)
たんぱく質27%以上、脂質10%以上、租繊維4.75%以下、灰分9%以下等
チキン&サーモン56%、さつまいも、エンドウ豆、ひよこ豆等
グレインフリー(穀物不使用)なのでアトピー体質の子にも。
少し便が緩くなります。大型犬にはキツイ値段です。
360㎉ / 100g 中型犬まで 全年齢 (細長い小粒)
租たんぱく質28%以上、租脂肪10%以上、租繊維4%以下、租灰分7%以下等
生肉(馬・魚・馬レバー)、穀類、魚粉、ヤシ粉末等
栄養価の高い馬肉フード。国産・無添加の安心フードです。
粒と言うより直径6㎜、長さ5~15㎜の円錐形。
子犬用フードの与え方
子犬を迎えた時にそれまで食べていたごはんと同じものをあたえましょう。
譲りうける時に食べていた量や形状を引き継ぎしてもらえているはず。
環境の変化でお腹を壊す繊細な子犬もいるので慎重にいきましょう!
環境にもなれて便の調子も絶好調なタイミングでフードを変えたり増やしたりしましょうね。
子犬に必要なカロリー
成長のステージによって必要なカロリーを計算する係数も変わってきます。
おおまかに分けて計算して一覧にしておくので参考にしてみてくださいね。
生後4カ月までの成長期
見てるうちに大きくなってるんじゃないかと思うくらい急激に成長するこの時期。
必要なカロリーも多めです。一日に必要なカロリー量、小型犬はもう少し多いかもしれません。
体重(㎏) | 一日に必要なカロリー(㎉) |
1 | 210 |
2 | 353 |
3 | 479 |
5 | 702 |
7 | 904 |
10 | 1,181 |
15 | 1,601 |
20 | 1,986 |
4カ月から7か月ころまでの成長期
雨後の竹の子のようだった成長もある程度緩やかになってきています。
必要カロリーもやや落ち着いてきますが、まだまだ多く必要。
体重(㎏) | 一日に必要なカロリー(㎉) |
2 | 294 |
3 | 399 |
5 | 585 |
7 | 753 |
10 | 984 |
15 | 1,334 |
18 | 1,529 |
20 | 1,655 |
25 | 1,957 |
30 | 2,243 |
生後7か月以降の青年期
このころには避妊去勢をする犬も出てくるころですね。
避妊、去勢を済ませた犬は必要カロリーは少し減ってきます。
また、そろそろ成犬用フードに切り替える時期でもあります。
体重(㎏) | 一日に必要なカロリー(㎉) |
3 | 319 |
5 | 468 |
10 | 787 |
15 | 1,067 |
20 | 1,324 |
25 | 1,565 |
30 | 1,795 |
35 | 2,015 |
体重が一か月増えなかったら成犬用のカロリー計算をして摂取カロリーをおとしましょう。
子犬の食事の回数と形状
生後4~5か月ころまでは3回食で小分けにして与えましょう。
食べられる量がどんどん増えてきて一度の食事量に物足りなさそうな顔をしていたら(30秒以内に食べ終わる)
二回食にしても大丈夫そうですね!
ちょっとずつ減らすよりお昼に出かけたりして しれっとお昼ご飯を抜いてしまえばあっさり移行できますよ。
ふやかしごはん
子犬を迎えた時にすでにカリカリで食べている子もいるかもしれませんね。
多くはふやかしごはんを食べていることと思います。
ふやかしごはんを作る注意点
- 作り置きしない(水分が多いので悪くなりやすい)
- 熱湯でつくらない(ぬるま湯を使用)
- 冷蔵庫で保管したものは人肌程度にあたためましょう。
- お湯を入れすぎない(栄養分が出るのでお湯は捨てない)
- 食べ残しは捨てる!
環境に慣れてお腹の調子が良いようならカリカリに移行していきます。
いきなりカリカリに変えずに半ふやかしからちょっとずつ硬いままに変えていきます。
- ふやかし時間を減らす(アルデンテ程度にする)
- お湯の量を減らす(水分の吸収量を減らす)
- 水をいつでも飲めるようにしておく。
ちなみにふやかしご飯を食べたあとはお顔を拭いてあげましょう。
子犬のフード 子犬用のドライフード まとめ
ドライフードは保存性もよく経済的なのでドッグフードの主流ですね。
また災害や旅行などでも持ち運びが楽。
犬にあげるものは手作りで!と考えている飼い主さんもいるかな?
それでも非常食として愛犬が食べられるドライフードを常備しておきましょう。
成長期の大切な体を作っていくたべもの。
子犬用に作られたもの、対応するものを選んであげましょう。