ラフ・コリーってどんな犬かご存じでしょうか?
ただ単に「コリー」といわれることの多い犬種なのでコリーの方がピンと来る人も多いかもしれませんね。
ゴージャスな被毛でなんかキラキラした犬種ですよね!
元々は牧羊犬なのですが貴族や上流階級の人達に飼われていたとか。
現在では警察犬種としても知られている賢い犬種です。
今回はコリーといわれるラフ・コリーを紹介しますね!
犬種紹介 ラフ・コリーってどんな犬?
JKCの登録犬数では2020年には129頭で57位、2019年には66位でした。
一時は大ブームとなった犬種ですが落ち着いた人気のある犬種です。
コリーのルーツ
スコットランド原産の大型犬です。
スコットランドのハイランド地方で牧羊犬として働いていた犬が起源になっていると考えられています。
同じ起源の犬種としてスムースコリーが居ます。
1860年代にはヴィクトリア女王がスムースコリーを可愛がっていたことから血筋の同じラフ・コリーも上流階級で人気が出るようになりました。
一躍この犬種が有名になったのはご存じ「名犬ラッシー」という映画です。
コリーの性格
陽気で穏やかな性格をしています。
子供の遊び相手も務められる我慢強さもあり賢い犬種。
社会性もある犬種で初心者でも飼いやすい犬種です。
コリーの特徴
オス | メス | |
体重 | 27~34キロ | 22~29キロ |
体高 | 61~66センチ | 56~61センチ |
1G 牧羊犬・牧畜犬グループ
細いマズルに半折れの耳。
長くて細い手足に豊富な長毛の被毛があります。
ふさふさの被毛はダブルコートで毛色はセーブル&ホワイト、ブルーマール、トライカラー(3色)
犬種紹介 ラフ・コリーの飼い方
頭が良く人に良くなれる犬種なので初心者でも飼いやすい性格をしています。
ですが運動量はかなり必要なのでアクティブな人向きかも。
コリーとの暮らし方
室内で人のそばで生活させてあげましょう。
判断力も理解力もある犬種なので教えたことはぐんぐん覚えていきます。
ただ何度も反復させると飽きてしまうので繰り返す時は少しアレンジをいれて飽きられないよう工夫しましょう。
新しいことをどんどん取り入れて刺激してあげるといいですよ。
コリーの運動
結構な運動量が必要な犬種。
1時間程度の散歩を一日2回おこなってあげましょう。
頭を使うアジリティやドッグスポーツもオススメ。
飼い主とともに行動することを好むので一緒に楽しめる人向けの犬種です。
コリーのお手入れ
長いダブルコートの被毛はお手入れ必須。
換毛期だけでなく普段でも結構毛は抜けます。
しっかりと根元から毛をほぐしてブラッシングしてあげましょう。
季節によってはひっつき虫まみれになることも。
お散歩の後には毛についたゴミやほこり、ノミダニを落とすためにも軽くブラッシングしてあげて。
シャンプーは1~2カ月に一度、洗ってあげましょう。
犬種紹介 ラフ・コリーの健康管理
ラフ・コリーの平均的な寿命は12~14年と言われています。
大型犬としては少し長めか平均的な寿命といえます。
比較的遺伝病などの疾患の少ない犬種でもありますが気をつけたい疾患もあります。
コリーの先天的な疾患
周期性好中球減少症(グレーコリー症候群)
周期的に造血機能が低下してしまう疾患です。
ライフサイクルの短い好中球が結果的に著しく低下してしまい感染症にかかりやすくなります。
遺伝性の疾患で治療法のない致死性の疾患。
コリーアイ (コリー眼異常)
脈絡膜の局所的な発育不全や網膜の過剰な血管の新生が起こる遺伝性の疾患です。
ほとんど無症状で過ごす犬から失明に至る犬まで症状はさまざま。
血液で遺伝子検査が出来るので繁殖する犬は受けておくことが大切です。
MDR1遺伝子異常 (イベルメクチン中毒)
遺伝子の変異で特定の薬剤への感受性が強くなってしまいます。
コリー種に多いことがわかっていますがジャーマンシェパードでも発症しています。
血液検査で因子の有無を確認できるのでイベルメクチン投薬前に検査しておくといいでしょう。
特定の毛色同士の繁殖に注意
ブルーマール同士、セーブルマール同士の交配で聴覚や視覚に障害をもつ子犬が産まれることがわかっています。
繁殖する際に注意するようにしましょう。
コリーの気をつけたい病気や怪我
皮膚炎
皮膚の弱い犬種でアトピーなどの皮膚炎になりやすいようです。
軽症のうちに治療することで治療期間の短縮や症状の軽減が図れます。
痒がってるな?と思ったら早めに獣医師に相談しましょう。
犬種紹介 ラフ・コリー まとめ
名犬ラッシーは犬好きさんなら聞いたことがある映画ではないでしょうか。
ラッシーの賢さと雄大な景色に憧れたものです。
実は育った家の近所にラフ・コリーを飼育しているおうちがあって子供の頃なんどか一緒に走り回った記憶が。
子守してくれたんでしょうかね?おおらかな時代だったのもありますが。
いまだと犬が自由に子供の遊びにジョインすることは無いでしょうね。
名犬ラッシーのイメージ通りとても賢いラフ・コリーの紹介でした。