スムース・フォックス・テリアという犬種をご存じでしょうか。
兄妹犬のワイヤ・フォックス・テリアはタンタンというアニメで有名になっています。
このスムース・フォックス・テリアはビクターの犬として有名。
知名度で言えばビクターの方でしょうが、犬種名はあまり知られていないかもしれませんね。
蓄音機を覗き込んで首をかしげる可愛い姿、犬種名は知らなくても見たことありますよね!
今回紹介するのはスムース・フォックス・テリアです。
英語では Smooth Fox Terrier
犬種紹介 スムース・フォックス・テリアってどんな犬?
JKCの登録犬数では2020年には118位(4頭)でした。
スムース・フォックス・テリアのルーツ
イギリス原産の小型犬です。
起源ははっきりとわかっていませんが害獣を駆除していた犬種と言われています。
キツネ狩りに使われるようになってフォックステリアと呼ばれるように。
このフォックステリアにはスムースフォックステリアとワイアーフォックステリアがありますがスムースの方が古くからショーに出展されています。
1900年代にワイヤの毛質とスムースの毛質は別に繁殖され犬種が分かれていきます。
スムース・フォックス・テリアの性格
陽気で遊び好き、好奇心旺盛で独立心も旺盛です。
いわいるテリア気質といわれる気性の強い犬種。
とてもエネルギッシュでその情熱を悪戯に注ぎ込まれないよう飼い方にはコツが必要です。
スムース・フォックス・テリアの特徴
理想的なサイズ | |
体重 | 7~8キロ |
体高 | 32~40センチ |
3G テリア グループ
Meet my new doggie daughter – Bandit. 10-week old smooth fox terrier pic.twitter.com/8vMHMZHDgt
— Elle Park (@afastpacedlife) September 7, 2014
筋肉質で引き締まった体をしていて脚は長め。
長めのマズルにボタン耳、垂れ尾で断尾されることも。
短いスムースコートの被毛で毛色はホワイトをベースにタンやブラックなどの斑が入ります。
犬種紹介 スムース・フォックス・テリアの飼い方
ちょっと気難しいといわれるテリア気質を強くもった犬種です。
しつけの難しさや運動量の多さから初心者にはちょっと難しいかもしれません。
スムース・フォックス・テリアのしつけや暮らし方
室内で飼育するようにしましょう。
いつでも楽しいことを探しているような犬種。
退屈すぎるとストレスをためて派手に悪戯することも。
しつけは難しいところがありますが根気よく行いましょう。
子犬時代から社会化を行って他の動物との付き合い方を習得させましょう。
スムース・フォックス・テリアの運動
40分程度の散歩を一日2回行うようにしてあげましょう。
犬に任せているといつまでも彷徨う事になりますよ。
人が主導する散歩をこころがけましょう。
散歩以外にドッグスポーツなど人と一緒に行うとコミュニケーションにもなるのでオススメ。
とにかくエネルギッシュな犬種ということを理解しておきましょう。
スムース・フォックス・テリアのお手入れ
お手入れは比較的簡単です。
週に2~3回ラバーブラシで皮膚のマッサージも兼ねてブラッシングをしてあげましょう。
週に1度程度湯拭きをしてあげると良いですよ。
1~2カ月に一度シャンプーで皮膚を清潔にたもつようにしてあげて。
犬種紹介 スムース・フォックス・テリアの健康管理
スムース・フォックス・テリアの寿命は13~14年と言われています。
スムース・フォックス・テリアにみられる先天性疾患
膝蓋骨脱臼
膝のお皿(膝蓋骨と言います)が本来あるべき場所からずれる疾患です。
先天的に起こりやすい犬種があります。
軽い症状であれば指で整復できますが、重症だと固定していないと脱臼したままになってしまうことも。
程度によって治療方法は変わりますが、脚をあげて歩いたり立ち上がりで悲鳴をあげたりすることがあれば動物病院で診てもらう様にしましょう。
スムース・フォックス・テリアの気をつけたい病気や怪我
皮膚炎
皮膚の弱い犬種でアトピーなどの皮膚炎になりやすいようです。
軽症のうちに治療することで治療期間の短縮や症状の軽減が図れます。
痒がってるな?と思ったら早めに獣医師に相談しましょう。
犬種紹介 スムース・フォックス・テリア まとめ
スムース・フォックス・テリアは小型犬ですが実猟犬として高い能力をもつ犬種です。
海外では現在も小型の害獣退治に現在も使われているようですね。
そんな高い身体能力のある猟犬なので本当にエネルギッシュ。
一日中走り回れるんじゃないかと思うほどの体力のある犬種だということを理解しておきましょう。
日本では繁殖しているブリーダーが不明なので確実なところでは輸入することになりそう。
海外でも猟犬として繁殖されることの多い犬種です。
今回紹介したのは スムース・フォックス・テリアでした。