犬の遺伝性疾患 遺伝性好中球減少症(TNS)ってどんな病気?ボーダーコリーにみられる好中球減少症について

好中球減少症 ボーダーコリー犬の血液の病気
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遺伝性好中球減少症という病気をご存じでしょうか。

TNS、捕捉好中球症候群、などとも言われます。

ボーダーコリーに発症する遺伝性の疾患で、血液の成分である白血球に関係する疾患。

白血球の働きと一緒にこの遺伝性好中球減少症を紹介しますね。

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犬の遺伝性疾患 遺伝性好中球減少症ってどんな病気?

遺伝形式は劣性遺伝の血液に関連する疾患です。

先天性の疾患なので生まれた時から症状が出てきます。

遺伝性好中球減少症の原因

白血球の中の好中球が減少する先天性の疾患です。

好中球が減るので通常感染しないような病原体にも感染するようになります。

好中球って?

白血球のひとつで顆粒球といわれています。(白血球は5種類あって、そのうち顆粒球は3種類)

アメーバ様運動を行って細菌や真菌類を食べるように捕まえて殺菌します。

骨髄で作られて成長し、炎症が起こると炎症部に集合します。

好中球はライフサイクルが一番短い血球です。

白血球の中の半分は好中球と言われています。

遺伝性好中球減少症の症状

血液中の好中球は減少しますが骨髄には好中球はたくさん存在します。

産まれた時から同胎子に比べて頭が細くて貧弱な印象を受けるとか。

歩行困難、元気がない、成長が遅いなどの症状がある。

生後数週間程度から生後半年ほどで発症すると言われていますが感染する病原菌によって症状はさまざま。

ほとんどは数週間、長くて2~3年に死に至ります。

遺伝性好中球減少症の治療

有効な治療法はありません。

症状によってステロイド(抗炎症剤)やシクロスポリン(免疫抑制剤)での治療が行われる事もあります。
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犬の遺伝性疾患 遺伝性好中球減少症の予防や検査

先天性の疾患なので予防法はありません。

劣性遺伝の遺伝性疾患なので繁殖前に遺伝子検査で検査を行うことで防ぐ事が出来ます。

遺伝子検査って?

遺伝性好中球減少症の遺伝子を血液検査で調べる事が出来ます。

繁殖前に組み合わせを考えれば発症を防ぐ事ができるので是非実施していただきたい検査です。

クリア (発症無し・健全)☆☆

キャリア (発症の危険性は無いが因子を持っている)☆★

アフェクテッド (発症します)★★

繁殖時の注意事項

上記の結果を踏まえて交配計画を立てるようにしましょう。

組み合わせによる子犬の発症の確率 クリア(☆☆)キャリア(☆★)アフェクテッド(★★)

組み合わせ父犬☆☆父犬☆★父犬★★
母犬☆☆100% ☆☆50%☆☆ 50%☆★100%☆★
母犬☆★50%☆☆ 50%☆★25%☆☆50%☆★25%★★50%☆★50%★★
母犬★★100%☆★50%☆★50%★★100%★★

アフェクテッドが出る組み合わせをさける事で回避することが出来ます。

両親キャリア、キャリアとアフェクテッドの組み合わせが要注意
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犬の遺伝性疾患 遺伝性好中球減少症 まとめ

ボーダーコリーに起こる遺伝性好中球減少症は骨髄では正常に好中球を作っていますが何らかの障害で血液中に存在しない疾患です。

なので捕捉好中球減少症(TRAPPED NEUTROPHIL SYNDROME OF BORDER COLLIES)と言われているんですね。

似たようなグレーコリー症候群とは別の疾患と考えられています。

名前が似ているのでややこしいですよね。

今回は ボーダーコリーにみられる遺伝性好中球減少症を紹介しました。

※愛犬の様子に異変を感じたら獣医師の診断を受けるようにしましょう※

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